こんにちは!たけうち忍です!


品川区議会厚生委員会の行政視察で10月28日~30日まで北九州市の「健康づくりについて」、大分市の社会福祉法人博愛会の「障がい者の就労支援について」、福岡市の「認知症対策について」のテーマで調査に伺いました。


28日

<北九州市>

健康づくりについて

「北九州市健康づくり推進プラン」を平成25年3月に策定。

平成29年までの5年間の基本理念や施策の方向性が盛り込まれた。

<基本理念>

・すべての世代が地域のつながりの中で、健やかで心豊かに生活できる社会の実現を目指す

・超高齢社会に対応した持続可能性の高いまちを構築するため、市民の自律的・主体的な健康づくり活動を支援する

<基本目標1>

生活習慣病の予防及び重症化予防

「主な取り組み」

・健康教育担当係長ポストを新設し、住民主体の健康づくりの場を活用した健康学習を展開

・特定保健指導非該当者への保健指導

<基本目標2>

豊かな社会生活を営むためのこころと体の健康づくり

「主な取り組み」

・産婦を対象に若者健診の受診を促進

・いのちとこころの支援センター設置

<基本目標3>

個人の健康を支える社会環境の整備

「主な取り組み」

・小学校区(129)の市民センターの活用等、地域の健康づくり基盤を強化

・健康づくり推進員(700名強)の育成・活動支援でボランテイアの質を向上

・企業との連携により働く世代の生活習慣病予防を推進

 健康づくり活動表彰を公募し企業14、地域団体24が応募

 受賞企業・団体を構成員として健康づくり活動推進協議会発足予定
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29日

<大分市>

障がい者の就労支援について

平成25年4月からスタートした博愛会地域総合支援センターを視察。

昭和27年に設立された同法人のこれまでの障がい者に対する様々な取り組みについて説明を受けました。

地域総合支援センターは「障がい者がまちの中心で活躍できない都市は発展しない」との初代理事長の信念に基づき、大分駅から徒歩5分ほどの場所に設置したとのことでした。
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センターは生活訓練や宿泊型の自立訓練、就労移行及び就労継続支援等の多機能型事業所として、「博愛大学校どりーむ」の名称で事業が行われており、24時間対応の総合支援体制となっています。

1Fには健康&焼肉レストラン「久住屋」と高原百貨店「久住屋」が併設され、それぞれ就労継続支援A型事業、百貨店はA型に加えて就労移行支援事業が定員各10名で実施されており、同法人の福祉農場コロニー久住で生産された新鮮な野菜や肉を使った料理が人気となる中、元気に働く障がい者の姿が印象的でした。
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2Fでは就労継続支援B型事業「チクタク」定員17名やアトリエ「空」で創作活動している姿も見学し、視察後の昼食は1Fのレストラン久住屋でボリュームのあるランチをおいしく頂きました。

30日

<福岡市>

認知症医療連携システムについて

認知症疾患医療センターを九州大学医学部付属病院内に平成21年11月に開設し、早期発見・早期治療などの専門医療体制を整備。

平成22年10月から医師会、同医療センターとの連携により構築した「認知症医療連携システム」を活用した支援を実施。

システムの特長は医師会の認定による「認知症相談医」を市独自で設置し、かかりつけ医からの相談や紹介(月平均160件)、スクリーニングを行い、専門的な診断・治療が必要な場合には認知症医療センターに紹介するといった内容です。

福岡市の認知症高齢者数は平成24年度末で29,286人とのことで、今後も増え続けていくことが予想される中、認知症対策は高齢者介護の中心的な課題との話があり、品川区においても同様に大きな課題の一つとの認識を深めました。
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