「竹藤 」は、江戸時代、武士町人が行き交う会津の城下一番の繁華街だった、一之町、現在の会津若松市中央一丁目にあります。
現在も当時のままの姿で残って、今年で築177年の会津最古の商業施設になります。
全国に古民家は、たくさんありますが、町の中心に江戸時代の商家が残っていることは、とても珍しいようです
父と母が高齢になり、今後が店を続けて行くことが難しくなり、後継ぎもいません。
そして、昔のように売れなくなってしまった店…。
お客様が入ってきても、何も買っていかない事がほとんど。
店には、博物館のように、古いものがたくさんあります。
帳場、机、道具箱、5玉そろばん(上が2玉)
今は、使えませんが昔の電気コード
2階のこたつおとしも2箇所あります。
店を閉めるときは、手動のシャッターのように1枚ずつ17枚のしとみ戸をおろし、開けるときは、あげなければいけません。
他に、店の中から8枚の雪障子戸を運んで店の前にはめなくは、いけません。
ここが夜の出入り口。
この扉が特に重く…。5年前父が病気をして、空け閉めができなくなってからは、この部分のみシャッターにしましたが現在も蔀戸は、残されています。
棹ばかり拍子木
今後、店を残すためにテナント募集をしていますが、そう簡単には見つかりそうにありません。
売れなくなった、店。
店主の高齢化。
今後どのようにしたら、よいのかが一番の課題です。