近年、風疹ワクチン接種率が低い世代で風疹が流行しています。
現在24歳以上の人で「予防接種が1回のみ」の人が多く
中には予防接種がない人もいます。
妊娠初期の女性が風疹にかかると、先天性心疾患、難聴、
白内障などの障害をもった「先天性風疹症候群」の
赤ちゃんが生まれるリスクが高いと言われています。
妊娠中は風疹の予防接種を受けられませんので
赤ちゃんを守るには、妊婦さんだけでなく
周囲のひとりひとりが風疹にかからないように
予防することが重要です。
※国立国際医療研究センター国際感染症センター長 大曲貴夫先生談
厚生労働省によると、風疹の抗体をもっていない20~40代男女は
全国に500万人います。
このため、千葉県では今年の6月16日から、
妊娠を希望する女性の風疹の抗体検査(血液検査)を
県委託の病院、診療所で無料で受けることが可能になりました。
八千代市内では49か所です。詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/kansenshou/documents/narasino.pdf
対象者:
・千葉市、船橋市、柏市を除く県内市町村居住
・妊娠を希望する女性(19歳以下で未婚の方は保護者同意が必要)
・過去に風疹抗体検査を受けたことがない
・過去に風疹予防接種を受けたことがない
・過去に風疹にかかったことがない
以上5項目全てを満たすことが要件です。
ちなみに八千代市では風疹が流行したことから
健康づくり課で国の指示に基づいて
昨年度限定で予防接種に5,000円の補助をしていました。
今年度は諸般の事情により実施できていませんが
八千代市内の「妊活」を推進する私としては
現在、いくつかの提案を検討しています。
風疹ウィルスの感染力はインフルエンザの2~4倍と言われています。
周囲に妊娠を希望する女性がいないとも限りませんので
男性もワクチン接種を検討していただきたいと思います。
ぜひよろしくお願い致します。