今日は昨日と正反対の快晴!
風もそこまで暑くなくて過ごしやすい!
僕の日頃の行いっすねw
こんにちはかとけんです!
今日はマツガミチャレンジのマツガミさんにお話を聞くことができましたので、ブログネタにしよう思ったわけです
RCGTエリミネーターで走行されていた仕様、車両のセットアップ、考え方などお話して頂きましたので紹介させて頂きます
使用シャーシはこちら↓
BD10ベースのアクソンTC10/2
最近のグリップのシャーシは皆スリムよね
使用メカはもちろんレギュレーション通りで不正はありませんでしたww
ギア比は64ピッチで108スパーと33ピニオンで6.218
マツガミさん曰くこの状態でタイヤ回転数3000回転付近だそうで、あとは電圧を7V以上に上げてしまわないように気を付けるべし!とおっしゃってました。
駆動部分にグリスを入れて回転数を調整する方法もあるようなのですが、走行を重ねると緩くなってしまい結果回転数が伸びてしまうことがあるので長い目で見ると電圧側で調整する方がラクチンかなぁと感じました💡
使用されているフロントスプリングは
ヨコモのプログレッシブスプリングの2.5‐2.8
初期の入りと後半のレートの立ち上がりが好みだそうで・・・
リアのスプリングはアクソンのHLS2.7だそうです
シャーシ側のセットやパッケージなどはドリフトと同じである程度ベースが出来上がっているので特殊なことは一切していないそうです
そこはドリ車と同じやねぇ
なので他に隠し事があるんちゃうかなと探偵歴数分の鋭い勘が働いたのでマツガミさんがセットを進めていく際に気にかけているところを聞いてみました
まずライドタイヤに関してはハイサイドが発生するほどのグリップは無いので、積極的にロールを使って走ることを意識しているそうです。
具体的なポイントとしてはロールセンターを下げ、スプリングを使いしっかり面圧を掛けて旋回する・・・みたいです
ロールセンターの調整はサスマウント下のスペーサーやナックルやハブキャリア側にスペーサーを追加することでアーム角度を変えれますよね!あれの事です
スプリング側でロールを誘発するような方向に持って行くとローグリップなタイヤでは面圧がかかる前に抜け気味になってしまうそうで・・・そういった意味でロールは他の所で調整するみたいです!
またシャーシもアルミなどではなくカーボンなんですが、そこも食いごけ(横転の事ね!)が発生するほどのグリップが無いのでアルミ化による低重心化もそこまで重要ではないみたいです
またスタビも好みが分かれるとこですが、マツガミさんの使い方としては一番細いのを前後にチョイスしていました。
理由は「立ち上がりやストレート区間での運転がラクなんやわぁ~」と言ってました。
これはどのカテゴリーもそうですが本番時のコンディション次第ではアグレッシブな車両の方が効く場面もあると思いますが、やはり操作感が楽で他に気を回せる余裕が生まれるのは大きいアドバンテージなんでしょうね・・・。
限られた練習走行時間や予選、決勝での立ち回り時間はどれも短いですからね~
ここまではセットの内容が軸となっていましたがここからは誰でも試せる内容を書いていきますよ
まず初めにボディの搭載方法!
ちょっと分かりにくいですがシャーシに対してボディのラインが水平になっているのが分かりますか・・・?
ここに関しては空力や重量の関係、もっと言うならロールした際のクリアランスも考えているそうです。
実際ボディが前傾姿勢や後ろ側へ傾いているとそれだけ空気の軌道が変わりますよね。
ということはニュートラルな位置関係でいてくれた方がセットする際の弊害にもならないので意識した方が良い事が多いですよね
あと見た目も・・・ね
ウィングの角度もこんな感じで起こし気味にしてみたり・・・
ボディを固定する時もこの様に↓
穴もマウントに対してほぼカッチリ!
からの~↓
Oリングで抑えてピン止め!
これにも理由がありまして・・・
シャーシロールが発生した後に連動して各部分が動いていくと思うんですが、ここでボディの固定が甘いと最上段に位置するボディが遅れてズレるためそれが原因でハイサイドであったり、切り替え部分での不要な動きが発生してしまうんですよね・・・。
ボディをがっちり止めることでシャーシロールの妨げになるんちゃうかという意見もあると思うんですがそこはOリングで相殺させるので問題はないそうです
あとこの固定やとボディに傷も付きにくいし良いことづくめやで
次はベアリング!
キットに付属のベアリングですがABCの脱脂ツールを使用してその後使うオイルはコレ↓
このオイル絶賛してましたよ!!
俺も真似しちゃう
次はシャーシのメンテ頻度!
毎週連続で走られている走り屋の方は特に気を付けて欲しいんですが、カーボン繊維が持っているしなりの美味しい所が早ければ半年辺りで薄くなっていくとのこと・・・。
これは網目の向きや製造方法に関わらずカーボン繊維がしなりを重ねることで次第に内部でほつれが発生してしまうことでしなりから腰抜けになっていくそうです
なのでグリップがしっかり稼げないなどが発生する原因がセッティングになければ容赦なく箱替えを強くお勧めします
次は駆動部分!
このWカルダンなんですがピン留めになっているので全切り全開走行でもブレることなくスムーズに回転するとのこと。
これはドリ車でも使えるポイントなのでは
最後はレース時の予選や決勝で気を付けてるところを教えてもらいます
セットの変更は実績やデータのある内容以外は絶対に触らない
練習~予選までは変更してもいいと思いますが決勝前に触るのはタブー
ポンダーチェック時にトリム調整をして確実にニュートラルを見ること
これはドリフトでも言えることなんですが、あてずっぽうに変更しても良いことはありませんし本番目前に変更するとそれに対応するのに追われてしまい満足にパフォーマンスを発揮しにくいですよね
また基本は元のデータの状態に戻すこと。
これは走行を重ねていくとアライメントの修正をする場面があると思いますがここで変更するのではなく、きちんと元の数値に修正すること!
レース時はいかにいつもの走りをするかが重要でもありますからね
マツガミさんには長くお時間を頂きましたが、そのおかげで他の方にも参考になる内容が書けたのではないでしょうか
長文になりましたがここまで見て下さった皆さんありがとうございました