https://www.youtube.com/watch?v=-IJsdRclo-0&t=47s
今日もまたツタヤで借りたDVDを観ましたよ。
本日の映画は、「きっと、星のせいじゃない」です。
この映画はジョン・グリーンの小説「さよならを待つ二人のために」(原題"The Faults in our Stars")を基に作られたものです。
私は、原作のペーパーバックは丸善で偶然見つけて、購入したのですが、まだ積読状態でよんでいません。
先に映画の方をみることになりました。
正直最初はあまり期待をしていなかったのですが、見始めた途端、映画の世界にどっぷり嵌ってしまいました。
主人公のヘイゼルは、13歳の時に甲状線ガンを発症し、今は肺にも転移していて、酸素吸入器が手放せない状態の18歳の女の子です。
ガンの治療ために、毎日大量の薬を飲まなければならないし、行動に制限がかかっているので、学校にも通えません。
そんな娘を案じて、ガン患者がお互いの境遇を語り合い仲間をみつけるための患者支援団体のセミナーに参加することを勧めます。
そこで出会ったのが、骨肉腫で右足を失い義足をつけている青年オーガスタスです。
最初は、将来に希望が持てない身と長く続く治療生活から、心を閉ざしていたヘイゼルですが、明るくユーモアをもって自分に接してくれるオーガスタスに次第に心惹かれていきます。
そんな中、ヘイゼルの愛読する小説の小説家ヴァン・ホーデンとメールで連絡が取れ、彼が住むアムステルダムに行けることになります。
小説家が用意してくれた高級レストランに招待され、夢のような時間を過ごす2人。そして、いよいよ作家の住所を訪ねていくのですが、
実は作家は重いアルコール依存症になっていました。2人をアムステルダムに招待し世話を焼いてくれたのも、秘書のルードヴィックだったのです。
愛読する小説の結末と主人公がその後どうなったのか、を教えてほしいと懇願するヘイゼルに、これはフィクションに過ぎないのだから、そんなことに捉われるとは、とヘイゼルを馬鹿にし彼女の病状を揶揄する言葉しか投げかけられない小説家。
自分の好きな小説家に裏切られ失望する二人を、アンネ・フランクの家に案内する秘書のルードヴィック。
エレベーターのない狭い階段を肺に病を抱えるヘイゼルは喘ぎながらやっとのことで最上階に上る。
そんなヘイゼルを必死に支えるオーガスタス。
やっと登り切った最上階で二人は初めて熱いキスをかわします。周りの観光客たちも思わず二人に祝福の拍手をするのでした。
そして、その夜初めて二人は結ばれます。
しかし、アムステルダムから帰国する前日、散歩にヘイゼルを誘ったオーガスタスは、骨肉腫が再発してガンが全身に転移しはじめたこと、自分の余命がいくばくもないことを告げるのでした。
そして、間もなくして、オーガスタスの病状が悪化して、ついに…
あらすじだけを追っていくと、お決まりのお涙頂戴の難病もの映画だ、と思ってしまいますが、
映画の中で、多くの前向きな言葉に出会えるし、何より主演を演じる二人の爽やかなラブストーリーに心動かされます。
映画で使われたサウンドトラックも、切ない中にも美しい楽曲ばかりでおすすめです。
今度は原作に挑戦してみようと思いました。