先日英語の勉強を始めてから、TOEIC800点を取りアメリカ赴任に選ばれるまでを書きました。
今日はアメリカに来てから英語力がどう変わっていったか、現在10か月が経過しましたが、その中での気づきを書きたいと思います。
赴任して最初の1月間くらいは新しい環境に必死で毎日が秒速で過ぎていきました。
初の海外生活ということで見るものすべてが新鮮で、職場でも新しくきた日本人をみんな面白がりよく話しかけてくれ、
英語が全然話せないことへの危機感はありながらもワクワク毎日過ごしていました。
ただ3か月を経過するころくらいから状況が徐々に変わっていきます。
さすがに3か月経つと環境にも慣れはじめ真新しい感覚がなくなることに加え、
職場でも英語のできなさが顕著になり、
最初はよく話しかけてくれたアメリカ人もこいつあんまり英語が話せないなというのを感じ、
話しかけてくれる頻度が激減し始めます。
アメリカ人は日本人に比べて全員平等の感覚が圧倒的に低いので、
例えばミーティングでも一人の日本人のためにゆっくり話を聞いてあげるとか、発言できていなくても意見を言うチャンスを作るとか、
そういった気づかいはほぼ皆無です。
この辺りからいろんなことがリアルになり、危機感を感じそれまで以上に英語を勉強し始めました。
具体的には毎朝出社前のオンライン英会話と、毎日知らない単語やフレーズに出会ったらスマホに書き留め最低週2回は見直すようにしました。
また英語で独り言をいったり、アメリカ人のスピーチを覚えて真似したり、、いろいろやりました。
この時期の気づきとしては、、
言葉の壁というのは単なる言語の違い以上に大きな意味を持つということです。
例えば、英語でビジネスをする上で、いくら自分の知識に自信があっても、英語で説明しないといけない場面では焦りますし、自信がないような話し方になってしまいがちです。
すると、ただ英語に自信がないだけなのに、あたかも知識がないように見られたり、そもそも自信が足りないやつと認識されてしまいます。
単なる言語の違いで、なんならこっちが使う言語を合わせているので恐縮することは何もないのですが、、
なかなかそういうわけにはいかないです。笑
グローバル化が進む中で英語がビジネス言語になってることはかなりアンフェアな状況だと個人的に思います。
ただ、、この辺やっぱり会社の偉い人はすごいなあと思うのは、
たまに日本から役員クラスが出張でやってきて、一緒にミーティングに出させてもらうことがあるのですが、
どれだけ日本語訛りの英語だろうが、英語がたどたどしかろうが、自信を持って話しており、対等なコミュニケーションができています。
もちろん会社の関係性はありますが、
言語の違いを言語の違いでとどめているのはさすがだなと、
百戦錬磨の方々は違うなと痛感します。
こういう気づきがあって、アメリカ駐在の目標が「英語を上手になる」ことから「アメリカ人と対等に仕事ができるようになる」ことに変化しました。
要は英語スキル以上にメンタルや思考が大事だなと、、
まだまだ道半ばです、、
意外と長くなってしまったのでこの辺にします。
また時間があるときに続きを書きます!