実験。
マサルがお客さんから美味しい干し芋を頂いたとの事で、自慢げに
M「これ、高級なヤツやからめっちゃ美味いんスよ~♪」
とか言っていたので、本当にマサルに干し芋の味が解っているのか実験してみた。
まず、マサルが帰ったのを確認して100円ショップに安い干し芋を買いに行く。
次に、半分位食べて置いてあったマサル自慢の高級な干し芋の中身を全て取り出して100円ショップで買って来た干し芋を入れてテーブルの上に置く。
そして、高級な干し芋を俺の胃袋に収納する。
あとは我が家にマサルが来るのを待つ。
以上で実験の準備は完了。
ちなみに、高級な干し芋は半透明っぽい本当に高級そうな色で、優しい甘みで、味も香りも本当に最高な物です。
で、100円ショップで買って来た干し芋は全体的に白い粉が噴いてて、味は悪くはないが、やたら甘いだけ。
さて、夜にマサルがやって来ました。
俺は疲れて少し休んでいたのだが、眼が覚めた時に仕掛けてあった干し芋の中身が減っているのを確認した瞬間、思い切り噴出しそうになった。
急に笑いを堪えたから、鼓膜が『プキュー!!』ってなった(笑)
そこは咳込む振りをして何とかやり過ごす。
M「だ、大丈夫っすか!?」
☆「ププーッ!!・・・ケホケホ・・・う、うん、大丈夫やで~(バカ!!鼓膜が破れる!!)」
M「ほんま大丈夫っすか??もう少し寝てた方がイイんじゃないですか??」
☆「ありがとうな~もう十分寝たから大丈夫やで~(すまんマサル、俺は最低な男や。。)」
M「あ、知ってます??干し芋って袋を空けて暫く放置してたら白い粉みたいなのが噴いてめっちゃ甘みが増すんですよ~!!」
そりゃぁもう自慢げな
どや顔で。
恐竜の化石でも掘り起こした学者の様な
どや顔で。
マーサル・ジャクソンを演じ切った後の様な
どや顔で。
次の瞬間、俺の鼓膜は聞いた事も無い様なけたたましい音を上げた!!
『ブゥワキュイーン!!』
ちて。
M「ほんまヤバイんじゃないすか!?寝た方がイイですよ!!」
☆「う・・・うん、そうする・・・(コイツ、俺を殺す気や!!)」
俺は寝室に逃げ込んで腹筋が崩壊する程笑い転げたのでした。
その後、マサルはその干し芋の罠に気付かずに色んな人に自慢げに言いふらしてるのかと思うと俺の腹筋は7つに割れそうです。
そう、7つにね。
何故なら、マサルは罠に掛けられた事をまだ知らないから。
ギャハハハハハーーー!!
腹が
ITEEEEEEEEEEE!!

