今日は学生時代の仲良しの13回忌だった。


訃報を聞いたのは夏休みの時で、

学祭の実行委員をしていて大学にいる時だった。

携帯に着信があって出たら、弟さんだったんだよね。

「僕、○○の弟です…」で、俺は「何でだ?」って思ったくらい。

そして「実は兄が交通事故で…」と話してきた。

不思議なものでその時、

俺は事故で入院したのかなと思ったんだけど、

「…亡くなりまして」と言われた。

それでも「何を言っているんだ?」と思ったよ。

弟さんの涙ながらに話す言葉で本当なんだと知った。

俺のことは弟にも話したことがあったみたいで、

唯一、学生の友達ということで電話してきてくれた。


実はその二日前に電話していたんだ。

夏休みで彼は実家の埼玉まで
帰っていたけど、
会って遊ぼうって話。

その予定が決まったと思って電話に出たことを今でも覚えている。

友達4人と告別式に行ったけど、

その時は学生で喪服なんて持っていないから、

平服で行ってお焼香をして帰ったよ。

社会人になってから、

三年間は命日近くで墓参りにも友達と行った。

彼の祖父が自分の為に生前に作ったお墓

そこに一番初めに入ったんだ。

彼の実家も調べて、家のお仏壇にもお参りをさせてもらった。


お母さんと弟が突然だったのに温かく迎えてくれて、

朝早くに千葉から出た僕らにお寿司を出前してくれて、

帰りの交通費までくれたんだ。

勿論、お断りしたけど、どうしてもということで受け取ったんだけど…。


お母さんは友達の携帯電話は解約せずに大事に持っていて、

俺の携帯にも番号は残っている。

早いもので12年も経つんだなぁ

二年後にはお父さんもお亡くなりになったことを、

お墓に彫られている名前で知った時もなんか寂しかった。


なんだかんだで仕事も忙しく、何年もお墓参りに行けていない。

今年中には友達に声を掛けて会いにでも行こうかな。


お線香とお花、

彼の好きだったマイルドセブン・スーパーライトを持って。