市役所で委員会を傍聴してきた。
札幌市の仕分けにより『老人憩いの家』の廃止を伴う見直しを撤廃してほしいという市民からの陳情について。
議員は皆さん老人は大切とか老人の権利だの当たり前な事をゴチャゴチャ話してた。
まあ委員会の中身は割愛してそれが終わった後、タバコ吸いに一階の喫煙室へ。
結局いまだ完全禁煙は達成しておりましぇん(´・ω・`)
そこで1人の老人がテーブルをキレイに拭いてくれていた。
ぱっと見、普通の老人。
彼がタバコね箱をだした時ヤケに若者ぶったタバコだなと思い、次の瞬間には拾い物なんだと気づいた。
やはり中身はシケモクだらけ。
それにコッソリと火をつけうつむいていた。
やせ細って小刻みに震えてる。
何だか辛いよね。
俺も仕事にありつけなく社会から拒否られた諦め気分で一年を過ごした経験があるが、恵まれた環境が俺にはありひもじさまでは経験せずにすんだ。
きっとこの老人は元々今の環境にいた人ではない。何かが食い違って、何かに蹴落とされて今の生活を送ってるんだろうな。
声をかけて何かしてあげたい気持ちになる。
が、彼の自尊心はそれを拒むだろう。
バカな俺は何も思い付かずさり気なく俺の19本入りのタバコを置き忘れたように喫煙室をでた。
しかし直ぐに老人はお兄さん忘れてるよ!と叫んで俺のタバコを持ってきてくれた。
拾えば良かったのに。
シケモクなんて吸わないで間抜けな兄ちゃんが忘れてったタバコを吸えばいいのに。
ああ俺は間違ったんだな。
諦めきった汚ない格好したベテランのホームレスとは違う。
まだ自分の人間性を持ち何か社会や人の役にたとうとする気持ちを持つ老人。
昔、歌舞伎町でギターを弾く俺にタバコくれと群がる人間性さえ失ったホームレスとは明らかに違う格差社会が生んだ新時代のホームレス。
目を凝らせば沢山いるよね。
俺は彼の為ではなく自分の気持ちを満たす為に間違った事をしてしまったんだろうな。
タバコも買えず何も買えず1日を役所で暖をとり寂しそうに生きる老人は1人や2人ではない。
そこの上層階では年金受給者たちの娯楽を楽しむ助成金の会議が委員会で行われていた。
俺も老人の楽しみを奪うような仕分けに腹が立った。
本当に困っている人は他に沢山いるのに。
そして彼等は陳情なんてしない。
相談相手もいないのだろう。
役所もみて見ぬ振りで相手にしない。
俺のタバコを拾わなかった老人が本当に望むのは同情ではなく、全ての人が人らしく生きれる社会なのかも知れない。
先日、冬季アジア大会に十数億の支出を適当極まる堕落会議で決めてしまう市の委員会を見た俺は二千万ちょいの老人憩いの家の補助金をケチり明日をも知れぬ生活を余儀無くされた人を通り過ぎて行く大勢の役人達を認めない。
さて、先々俺に何がでるんかな(-。-)y-゚゚゚