過去世の出来事で何か思い出せる事はありませんか?



そう誰かに聞いたら、この人は頭がおかしいと思われるかも知れません



世の中の大半の人は人生は一度きり、そして人は死ねば全て終わりだと思っています

そして、一度きりの人生だから今を楽しまなくちゃ、死んだら人はおしまいだからと考えています

なので、自分の過去世の事など考える事はないでしょう、過去世などあるわけがないと考えているから

私自身も人が死んだらどうなるのか?は、はっきりと確信していません、どうなるかと断言することはできません

宗教によってもその考え方は様々です

イスラム教やキリスト教では人生は一度きりで死んだ後は神の審判で天国か地獄に行く事になるそうです


仏教やヒンドゥー教の考え方では人は死んだ後も輪廻転生を繰り返すという考え方です


スピリチュアリズムでは人は死んだ後は魂だけになって霊界に行くと言われています

神道では人は死んだ後、その家の氏神になってそれから300年位したら消えてなくなると言われま


私自身としては人生は一度きりで終わってくれたほうがいいと思っています。なぜかと言うと私の今まで人生の出来事を死んだ後もまた何度も繰り返すかと思うとうんざりするからです

しかしながら、心の中では輪廻転生をなんとなく信じているという立場にあります

過去世の出来事がほんのわずかですが記憶に蘇ってくることが何度かあったからです

それはまるで白昼夢や悪夢という現象でしょうか?

こんな場面が突然私の頭の中に映し出されました
(たぶん過去世の出来事と思われます)
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その場面の中にいる私は子供の頃に両親が亡くなってしまい、親戚の家に預けられる事になりました(よくある出来事ですが)

私はその親戚の家で厄介者のように冷たく扱われます。しかし、その家を出て一人で生きていける年ではないのでじっと我慢しました

ある日の事、私の態度に腹を立てた親戚のおばさんは私の持ち物を家の外に放り出し
「出ていけ!」と言いました




私も我慢の限界に達していて、逆上してしまい親戚のおばさんを殺してしまいました。



それでも怒りは収まらず、家中に灯油をまいて火をつけてしまいました。そして逃走しました


すぐに警察に捕まってしまうだろうと思いながらも必死で逃走しました。無賃乗車で電車に乗ってとにかく遠くへ逃げていきました


改札を通らないで降りた駅から逃げ出して、知らない街をとにかく必死で歩いて逃げていきました。



お金も持ってないし食べ物もないし、すぐに警察に捕まるだろう。人を殺して家に火をつけたから死刑か一生刑務所入りだろう。2、3日は人目のつかない場所に隠れていましたが、お腹も空いて疲れ果てて、絶望して自殺をしてしまいました


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このようなシーンが仕事帰りの自転車で自宅に向かう最中にすごくリアルに私の頭の中に映像のように映し出されました

恐ろしさのあまり戦慄して震えが止まりませんでした

この出来事は一度だけでなく複数回起こりました

このような事を実際には経験していないのに本当に起こった出来事のようにリアルでした

おそらくこのシーンは過去世の出来事の再現でしょう

つまり私は過去世で人を殺して家に火をつけてしまうといったとんでもない罪を犯してしまったのでしょう(もしかしたらこれは単なる妄想かもしれませんが)

もうひとつ、ありました。これはずいぶん昔の事です。高校生の時でしたが、直近の前世で10代の頃に首をつって自殺した記憶が頭の中に鮮明に蘇りました

これはもう絶対に間違いはない事実であるかと思います。首をつった瞬間のことが鮮明に記憶に残っています

つまり私は過去世において2回連続で自殺をしてしまい、今世の人生はその更生をしている事になります。言ってみれば今私は刑務所に服役中の身です。刑期は肉体の寿命が尽きるまでです


また今回も肉体の牢獄から脱獄したらきっと来世も肉体の牢獄への服役人生になってしまうのでしょう

実際に私は、今世でも肉体の牢獄からの脱獄を何度も試みて失敗に終わりました


私の中にいる『内なる神様』は私の意識を読み取り今まで何度も脱獄を阻止しました

最近になって人間は生まれる前に神様と人生のシナリオを決めてこの世に降り立つという話を知りました

最初はなるほどなと思いましたがよくよく考えているうちに、本当にそうなのかな?と疑問が生まれました

私は以下のような人生のシナリオを決めてこの世に生まれてきたことになります


①親戚のおばさんを殺して家に火をつけて最後は逃げ切れずに自ら命を断つ

その来世では

②10代でささいな事に傷ついて首をつってしまう

果たしてこんなシナリオを自分で決めたのか?
いや、自分でこんな人生を選ぶわけはないと思います

ではトヨタ自動車の社長は生まれる前にトヨタ自動車の社長になるシナリオを決めてこの世に生まれて来たのでしょうか?

大谷翔平は大リーグで大活躍して大スターになるといったシナリオを決めてこの世に生まれて来たのでしょうか?

トヨタ自動車の社長や大谷翔平さんに

「あなた達は大会社の社長や大リーグのスターになるというシナリオを生まれる前に神様と決めてこの世に生まれてきたのですね、だから別に何の努力もしなくてもシナリオ通りに成功を収め富と名声を得たのですね!」

と言ったら憤慨されるでしょう

「私は人の何倍も努力して今の成功を収めたんだ、人生にシナリオがあるはずはない、人生は自分の努力で築き上げるものだ!」

と反論されてしまうでしょう

確かにその通りかと思います。

もしかしたら、トヨタ自動車の社長さんは前々世や前世で会社を立ち上げたもののうまくいかずに終わってしまった。そして今世でようやくビジネスで大成功を収める事ができたのかも知れませんね

大谷翔平さんも前々世や前世でも野球選手だったけど大した実績を残せずに終わってしまい、ようやく今世で大リーグの大スターになれたのかも知れませんね(これは私の勝手な憶測ですが)

仏教の考え方に『縁起』と言う言葉があります。世の中で起きている事は無数の要因が無数に合わさって起こっていると言われます

人生はシナリオ通りではなく様々な出来事の無数の組合せや運にもより決まるものかと思います。そして夢を実現させるためには努力しないと簡単には夢は実現しないと思います

もし天界で自由にすごしている魂があえて人間の肉体の中に入り込んで思い通りにいかない理不尽な人間の人生を体験するために地上に生まれ落ちるなら、大会社の社長とか大リーグのスター選手といった栄光の人生のシナリオを選ぶというのはおかしいのではと思います

もし、本当に魂が人間として苦しみや悲しみ、思い通りにいかない理不尽をあえて地球に体験しにきているなら、この世には大成功を収める人は一人もいないはず、この世には苦悩しながらかろうじて生きている人ばかりになるのでは?と思います

現実にはこの地球上には大富豪やスポーツ界の大スター、音楽界や芸能界に大スターが存在しています


この人達は思い通りにいかない苦しみや悲しみや怒りに満ちた人間の人生を経験するために天上界から地上に降り立ったのになぜこのようなサクセスストーリーを選んだのでしょうか?

非常に疑問です

もちろん、大富豪の人達、スポーツ界、音楽界、芸能界の大スター達もその過程で挫折や苦悩も経験したかもしれませんが

でも、人の人生はたかだか60年~長くても90年位で終わります、。本当に短い期間です

肉体が寿命を迎えて人の人生が終わって再び天上界に戻ったとき、何の苦痛や悲しみや怒りのない自由な暮らしに戻れるのにわざわざ地球に降りてきてまで大金持ちやスターになって享楽にふけるのでしょうか?それではわざわざ地球に降り立った意味はないかと思います

私自身の2度の過去世の記憶からやはり人は死んだ後も何度も何度も生まれ変わって永遠にそれを繰り返すのではないかと推測します

矛盾するようですが、やはり人生は一度きりです。過去世の自分は今世の自分とは全く別人です。生まれ変わったら全くのゼロからのスタートです。何かの拍子に過去世の記憶がよみがえることもありますが、それは『内なる神様』からの警鐘なのかも知れません、前世での同じ失敗を繰り返しそうになった時、そうさせないようにシグナルを送ってくれるのでしょう

かつて、私は『内なる神様』に対決姿勢をとりました

「もう、私は人生を終わりにすることにした。止められるものなら止めてみろ!」といった具合に

そんな時に『内なる神様』はうまいやり方で事を鎮めました。でも決して私に嬉しいことや楽しい事は与えてはくれませんでした


『内なる神様』はなんと私に悲しみを与えたのでした。悲しみは年数を経るにつれて、『強い絆』に変わっていきました

この世からいなくなってしまった人に、私はこの世に留まってこちらから祈りや想いを送ること、それが私がこの世に留まる唯一の理由になっているからです