アラートとは簡単に言うと、アービトラージの発生を教えてくれるシステムです、では
何故このようなシステムが必要なのでしょうか。
その理由はアービトラージの本質に関係します。

アービトラージとはそもそも複数のブックメーカーのオッズの差違を利用したテクニックですよね。
つまり複数のブックメーカーのオッズを把握する必要があります。
ではその時点でまず一つの試合に対するブックメーカーの数は?→恐らく何十~何百あります。
次に 賭けの対象となるイベントは一日に何個有る?→恐らくこちらも何百とあります。
更に 一つのイベントに対して複数の賭け方があるばあいもあります。
そして極めつけは、これらは常に変動します、そしてアービトラージはこの何万~何億とも
考えられる組み合わせの中から希に発生するのです。
おわかりでしょうか、つまり自分でブラウザを一つ一つ目で見てアービトラージを見つける事など
実際には不可能に近く、更に時間をかけて見つけてもそのときには既に変動してしまっている事が
ほとんどなのです。

この大量のデータを解析し、アービトラージの発生を伝えてくれるのがアラートです。
アラートはインターネットで見れるものやメール配信してくれるものなのど様々で、
色々なブックメーカーが必要となる場合もあります。
アラート自体 かなりの数があり探すのも大変で、しかも大体は有料サービスとなっていますが
上手く利用して確実に利益をだしてくださいね。


ブックメーカーでアービトラージを運用するためには複数あるブックメーカーへの
登録が必須となります、各ブックメーカーのオッズ差違を利用するから当然ですよね。
ブックメーカー毎にスポーツやベット毎の色々なルールの違いがあるのですが、
もしアービトラージ運用に後述するアラートを利用する場合にはあまり考えないで良いでしょう。
その場合にはブックメーカーのサービスやオッズ・信頼度や金銭に関するルールのみを
参考にすればOKです。

では実際に登録してみましょう、と思ってもどのようなブックメーカーがあるのか、
どこが信頼出来るのかという情報は日本ではなかなか入手出来ないですよね。
海外 特にイギリスでは日本のお米屋さんのような感覚で街中にブックメーカーの店舗が
あり非常に身近なのですが、日本では全く遠い存在です。
これからブックメーカーに登録する場合には、ブックメーカーマスター
掲載されているブックメーカーから選ぶのがおすすめです。
信頼度が高いブックメーカーが数多く揃っているので、この中から適当に登録しておくだけでも
かなりの数のアービトラージをカバー出来ます。
勿論アラートの質によっては上記ページに掲載されているブックメーカー以外も必要となります、
その場合には必要に応じて登録を行うのが良いでしょう。

ブックメーカーで上手くアービトラージを運用する事で確実に利益を得る事が
出来るという事はわかったとおもいますが、実際にブックメーカーでアービトラージを
運用するのは実は非常にめんどくさいです。
とはいえ一度準備さえしてしまえば確実に利益を出す事が出来ますから、
以下を読んだ上で準備が出来る方は是非挑戦してほしいとおもいます。

まずアービトラージの利益率は大体5%以下であることがほとんどです、これ以上の利益率の場合には
ブックメーカー側のミスというリスクが大きくなります。
その中でも3%以上となるのは希で、大抵2%以下の利益率となります。
つまり、有る程度大きな額を用意しておかないと雀の涙ほどの利益にしかなりません、更には
色々なところで手数料がかかってしまうため、この手数料を大きく上回る利益を出せるような
額が必要となります。
例えば元手が一万円でAorBのアービトラージを利用する場合、平均利益率が1%としたら
一回の利益はたったの100円となってしまいます。

次にこれが一番難関なのですが、英語が出来るという点と海外とのお金のやり取りに関して有る程度の
知識がある必要があります。
ブックメーカーは海外の会社ですから当然やりとりは英語がメインとなります。
トラブルも希に起きますからその点を考えると英語で日常会話が出来るレベルは必須といえるでしょう。
そして更にアービトラージとは複数のブックメーカーでのオッズの差違を利用するわけですから、
複数のブックメーカーに登録する必要があります。

いかがでしょうか、勿論利益が出るのが確実だからといって自信がない方が挑戦してしまい
思わぬトラブルにあってしまっては元も子もないですから無理は禁物です、
逆に自信がある方には是非挑戦してみて欲しいと思います。

ブックメーカーにおいてアービトラージが運用可能なのはそのルール方法が大きなポイントとなっています。
オッズは常に変動しますよね、そのため日本の競馬では賭けた時点で高額配当となっていたオッズでも実際に
配分する際には低いオッズになってしまっていた、と言う事も良くある事です。
この部分が日本の競馬と海外のブックメーカーとの大きな違いとなります、なんと海外のブックメーカーでは
賭けた時点のオッズはそのまま配当に反映されます。
つまり、A時点で3.0だったオッズが試合終了時に1.2まで落ちていたとしても、3.0の時点でベットを行っていれば
3.0のオッズで配当が行われるのです。

勿論これは良い事ばかりではありません、このような形をとっているため高額なオッズの時に多額のベットを行い
見事的中した場合でもあまりにその額が多額なため、そのベットをブックメーカー側がキャンセルしてしまうという事も
希に起こっていますし、逆にブックメーカー側がオッズ提示ミスをしてしまい ベット自体をキャンセルしてしまうことも
あるようです。
それでもこの形式は非常に魅力的ですよね、賭ける時点のオッズだけ考えればいいわけですし、この仕組みのおかげで
アービトラージも可能となるのですから。

ではブックメーカーでアービトラージは実際にどのような時に発生するのでしょうか。
答えは簡単です、何通りか有るオッズに差分があるとき程利益が大きいアービトラージとなります。
例えば以下のような試合があったとします。
田中くん対安田くん
このとき、ブックメーカーAはこの試合に対して以下のオッズを提示したとしましょう。
田中くん 2.5倍 安田くん 1.2倍
これだけではどちらにいくらかけてもただのギャンブルですよね。
しかし、同じ試合に対してブックメーカーBもオッズを提示したとします。
田中くん 2.3倍 安田くん 1.4倍
同じ試合に対しては期待度とかはだいたい似たようなものになるのでオッズも近いものとなりますが
それでも少々差がありますよね。
そしてオッズは変動するものです、例えばこの後ブックメーカーBのオッズが以下のように変動したとします。
田中くん 1.9倍 安田くん 2.1倍
この時点でアービトラージが発生し、両建てを行う事で確実に利益が出せる事になります。
並べてみると
ブックメーカーA 田中:2.5倍 安田:1.2倍
ブックメーカーB 田中:1.9倍 安田:2.1倍
一目瞭然ですよね、ブックメーカーAで田中くんに100円賭けて
ブックメーカーBで安田くんに100円賭けたとすると
どちらがかっても利益が出ます。
これがブックメーカーにおけるアービトラージの仕組みとなります。

ブックメーカーというものをご存知でしょうか。
ブックメーカーとは欧米や海外において賭けや賭けを主催する会社の事を指します。
日本で言うJRAみたいなものなのですが、JRAと違う点は賭けのみを主催するという点です。
日本では競馬であればJRAが競馬自体の運営・管理を行いながら賭けの主催も同時に行っています。
海外ではスポーツはそれぞれ運営母体となる団体が運営しています、例えばサッカーならFIFAや
セリエAの運営とか。
これとは全く別の民間運営会社が色々なスポーツなどに対して賭けを主催している、このスタンスが
海外の賭けでありこれこそがブックメーカーです。
良く読まれた方はお気づきでしょうか、賭けを主催する会社は一般会社でありスポーツなど賭け対象の
主催元とは全く別となります、つまり一つの物事に対して複数の会社が同時に賭けを主催することは
一般的なのです。

そして複数の会社が同時に賭けを主催するという事は色々な会社が同時に一つのイベントに対して複数の
オッズを提示する事になりますよね、ここがアービトラージのポイントとなります。
アービトラージとは両建て、つまり両方に賭けてしまう事です。
普通の賭けの場合には両建てしても絶対に損をする仕組みとなっていますよね、しかし
オッズが何通りもある場合は全く別の話になります。
例えば開催間近であるワールドカップ予選試合とかは一試合に対して何十~何百ものブックメーカーが
賭けの対象にします、つまり1試合に対して何十~何百ものオッズがあるのです。
ブックメーカーのアービトラージはこのオッズの差分を利用する事で利益を出す事になります。