【バーチャレ in 世田谷】


8/1(土)、生まれて初めて陸上競技の大会を主催しました。


19:00~21:00のたった2時間。
その激アツな2時間のことを、写真たっぷり、文字たっぷりで、つらつらと綴っていきます。


今回は後編。




前回は800mのレースを振り返りました。


さぁ、800mの次は1500m。
こちらも、800に負けず劣らずのハイレベルなレースになりました。

たくさんの自己ベスト誕生の瞬間に立ち会えました。



まずは1組目。
気温はかなり涼しく、この季節にしては絶好のコンディション。


スタンドから少し離れた1500mのスタートには、静けさとともに、独特の緊張感が。



1組目では、9人中6人が自己ベスト。凄すぎる。
10秒近く更新する方も。


僕は、今回自己ベストが多数出た要因の一つが「緊張感」だと思っています。
参加者はレース前に、ペースメーカーたちに「このくらいのペースお願いします」とオーダー。日本トップレベルの選手たちが、オーダーメイドのペースメイクをする。
中高生からしたら、憧れのランナーに引っ張ってもらってタレる訳にはいかないですよね。

そのあたりの緊張間が、このレースを面白くしたんだと思います。




さて、お次は2組目。


真剣な表情。

先頭の高木くんは、田母神くんのペースメイクに上手く乗って、ベストを4'19からなんと10秒も更新する4'09"9でフィニッシュ!!これはすごい!!



この組は一般勢が躍動!



そしてとうとうバーチャレ世田谷のラストレース、1500m第3組!
4分一桁の持ちタイムが6人というハイレベル。
もちろん狙うは3分台。


ペースメーカーの方々もラスト一本。これでもかというくらい豪華なメンツを投入。(主催者は引っ張れないから応援担当📣)

勢いよくスタート!


先頭は4分を切るペースでよどみなく進む。
会場には次第に期待感が漂う。
「4分切れるぞ……!!」

先頭を走ったのはアメリカの超名門プロチームBowerman Track Club の赤いユニフォーム(一体どこで手に入れたんだ)を着た郡山くん。一般参加の大学生。

その後には高校生も負けじと続く。
ちなみに、都立駒場高校からは、10人を超えるエントリーを頂きました。


さあ、レースは郡山くんを先頭にラスト1周。
残り64~5秒で走れば3分台。これはいよいよ見えてきた!


「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!!ラストぉぉぉぉおおお!!」
僕も叫んだ。みんな叫んでた。





ゴールタイムは3'56"0。速い!

その後ろでも4人が自己ベスト!
1500mでは合計14人もの方が自己ベストを記録しました。

そして田母神くんは一体何本走ったんだ…?




そんなこんなでバーチャレ in 世田谷が終了。
みんな興奮冷めやらぬ表情。


選手もペースメーカーもボランティアも保護者も、みんな笑顔。

いたる所から「ありがとう!」の声が聞こえてきました。

オリンピアンが中高生を引っ張って、応援して、自己ベストを讃える。
こんな大会他にあっただろうか…?

なんかすごい大会を開いてしまった(ほとんどTwolapsさんのおかげだけど)。


参加者の興奮した顔、ボランティアスタッフの笑顔、自分自身の興奮、、
一生忘れないだろうなぁ…。





■開催に至るまでの思い

バーチャルチャレンジと言いながら、リアルで集まって行った今回の大会。
目的は、バーチャレのより広くへの普及と、リアルの大会が無くなった中高生のための機会づくりでした。

「こんなにコロナ感染が拡大している中でやるべきではない」という声も頂きました。
自分自身、大会前、大いに悩みました。
リスクのある中で開催するべきなのか?結局開催はただの自己満足なのかもしれない、と。

「やる」という決断をするのは、とても勇気の要ることでした。

今回の大会ではコロナ感染対策として、検温や事前の体調管理、消毒を行いました。しかし、Twitterなどで様子を観た方の中には不安や不快に思われた方もいるかもしれません。不安にさせた方、ごめんなさい。


大会のあと、大勢でエントリーしてくれた都立駒場高校の生徒が、わざわざ全員で整列して挨拶してくれました。
「このような状況の中、目標ができて嬉しかった」「この大会があったから頑張れた」
そう言ってくれました。

また、別の参加者のお母さんからは、ダイレクトメッセージをもらいました。
「ずっと元気のなかった子供が、自己ベストで走って大きな喜びと自信を持つことができた」
「夏休み初日にして最高の思い出ができた!と大喜びでした」と。

開催したことが正しかったのかどうか、100%の自信は持てません。

ただ、自己ベストの喜びの声や参加者からの感謝の声は、僕を救ってくれました。





■バーチャレとは

"Virtual Distance Challenge" 略してバーチャレ。
全中やインターハイ、またそれに続く地区大会が全て中止になってしまった今年。そんな中高生のために開催されている、オンライン上での全国のライバルとのレース。それがバーチャレ。


僕はバーチャレを企画したTwolapsの横田真人さんの意志と行動の速さに感銘を受けました。

全中・インターハイ中止を受け、「中高生かわいそう」「なんとかしたい」と言う人はたくさんいました。しかし、実際に行動に移し、人を動かした人は、いませんでした。

僕自身が「中高生のために何かしたい」と言うだけで何もしていなかった。
せめて横田さんの行動力に乗っかる形でいいから、自分も行動に移して、中高生が輝ける場所を提供したい。いつしかそう思うようになりました。



このバーチャレ世田谷を見て、またバーチャレの主題歌「走れ」を聴いて、一人でも多くの中高生がバーチャレに興味を持ち、自分でビデオを撮って参加してくれる、それが僕の一番の望みです。





何はともあれ、バーチャレ in 世田谷、お疲れ様でした。
運営を支えてくれた方、参加してくれた方、快く中高生を送り出してくれた保護者の方、すべての方にお礼を申し上げます。


バーチャレ世田谷実行委員
代表 岡田 健