ついに週間天気予報から雪マークが消えました。

来週には最高気温が2桁の日もあります。

やっと。

春の訪れです。

待ち遠しかった。

今年は雪が多かったから、

こんなに春を待ち遠しく感じるのは産まれて初めてです。

 

こんばんは。

もう、雪、おなかいっぱいです。

見習い百姓のおーさきです。

 

狩猟免許を取得して半年、

ようやく猟銃を手に入れました!

長かったー。

 

 

まさに男のロマンの究極形。

猟銃にもいろんなタイプがあって、

どれ買おうかめっちゃ調べた結果、

レミントンのM870という手動式のタイプにしました。

映画とかでよく観る、

手でガシャコン!とするタイプのやつです。

自動式が主流となっている現代において、

なぜ手動式を選んだかというと…

 

中古で安かったから。

 

これに尽きます。

最初は自動式の新銃で考えてたんだけど、

安いやつでも30万で、

悩みに悩んだ結果、

猟友会とかに入れば引退する人から安く譲ってもらえるんじゃねーかという

乞食魂を炸裂させ、

操作は難しいけどとりあえず安くてそこそこのやつにしました。

M870は日本でも自衛隊とか警察が採用してる銃で、

手動式の中では最もポピュラーなものっぽいです。

 

 

さて、

モンスターハンターの影響で今後狩猟が大流行すると思いますので、

ハンターになる為の道のりと費用を時系列で公開しておきます。

興味ない方にとってはくそほどつまらないと思うので、

最後に合計金額だけ書いときます。

みなさまの参考になれば幸いです。

 

※猟銃で狩猟をする為には、都道府県が実施する狩猟免許と、

 警察が実施する猟銃の所持許可の二つが必要になります。

 銃を手にするだけなら狩猟免許は必要ありません。

 その場合は射撃場でのクレー射撃しかすることができません。

 

2017年8月1日(火)

■狩猟免許申請(都道府県)

・精神科医の診断書 ¥2,160

・狩猟免許受験料 ¥5,200

・猟友会主催の講習受講料 ¥5,500

 

8月23日(水)

■最寄りの警察署に初心者講習会受講申込の為の書類を受け取りに行く

 

8月26日(土)27日(日)

■猟友会主催の講習受講

この講習受けとけば8割以上試験合格できると思います。

 

8月30日(水)

■警察署に初心者講習会受講申込書提出

・受講料 ¥6,800

 

9月2日(土)

■狩猟免許試験(都道府県)

学科と実技(銃の取り扱い方とか)

学科は合格率ほぼ100%、

実技は結果が個人に送られてくるから合格率とかわかんないけど、

多分8割以上合格できると思う。

 

9月13日(水)

■初心者講習会受講(警察)

講習会の最後に筆記試験があって、

50問中45問正解が合格ラインって聞いてびびってたけど、

めっちゃ簡単で落ちる人はまずいないと思われる。

 

10月3日(火)

■警察署に教習資格認定申請書を受け取りに行く

 

10月23日(金)

■教習資格認定申請書提出

・身分証明書 ¥300

・住民票 ¥300

・申請費 ¥8,900

・精神科医の診断書 ¥2,160

・証明写真 ¥800

 

実際に射撃をする教習の為、

銃を持たせて大丈夫な人間かどうか、

警察による周辺住民への聞き込みやら身辺調査があり、許可が下りるまで1ヶ月半~2ヶ月程かかります。

 

12月4日(月)

■認定証受け取り

 

12月6日(水)

■猟銃用火薬類等譲受許可申請/受け取り

・申請費 ¥2,400

 

弾を手にするにも警察の許可が必要なので申請が必要です。

富山では通常交付まで2~3日時間がかかるとのことでしたが、

教習射撃まで時間が無かった為急いでもらって当日交付していただきました。

てか、生活安全課の担当絶対仕事遅い!

こんなもん2~3日もかかるか!

 

12月9日(土)

■射撃場で教習射撃(民間)

・教習費 ¥34,000

 

これも一応試験あるけど、

射撃の腕うんぬんより、思いっきり人に銃口向けたりとか、

よっぽど危険なことしない限り落ちることはないと思われる。

練習で50発、試験で25発撃つので、肩が痛くなる。

 

12月12日(火)

■警察署に所持許可申請書を受け取りに行く

 

12月20日(水)

■南砺市の銃砲店に銃を見に行く

 

12月26日(火)

■富山市の銃砲店に銃を見に行く

購入する銃決定。

 

1月17日(水)

■所持許可申請

・精神科医の診断書 ¥2,160

・申請費 ¥10,500

 

1月19日(金)

■管轄の警察によるガンロッカー、装弾ロッカー設置確認

 

1月30日(火)

■県警本部によるガンロッカー、装弾ロッカー設置確認

 

 

ネットで一番安かったガンロッカー ¥18,000と、

 

 

ネットで一番安かった装弾ロッカー。というか金庫 ¥3,800

 

県警本部の人は結構しっかり確認してたけど、

管轄の警察官はめっちゃ適当で触りもしなかったわ。

 

そしてついに、

2月21日(水)

■所持許可証交付

その足で猟銃を受け取りに行く。

・掃除用具とか諸々込み 中古 ¥56,900

 

この後2週間以内にもう一回警察署に行って、

手に入れた銃が申請したものと同じかどうか確認してもらうのが残ってるけど、

こうしてようやく猟銃を手に入れたのでした。

 

【合計金額】

免許取得費  ¥81,180

銃、ロッカー他 ¥78,700

 

銃の金額はほんとにピンキリだけど、

中古のやつ選べばトータル15万円程、

最短期間半年程で男のロマンの究極形に辿り着けます。

ただし、警察とのやり取りめっちゃアナログだし、

平日の日中に自由な時間が無いとハードルめっちゃ高いと思います。

勝手なイメージだけど都会では審査とかもっと厳しくやってそう…。

 

ちなみに、実際に猟に出る時はシーズンごとに狩猟者登録が必要で、

ざっくり2万弱かかり、猟友会に入るなら年会費みたいのが必要だったり、

保険に加入しなきゃだったり、

大型獣狙うなら弾1発¥400くらいしたりで、

もう少しお金かかるようです。泣

 

基本猟期は11月15日~2月15日までで、

今年富山は3月15日まで猟期延びてるみたいだけど、

今期は狩猟には出ません。

来期に向けてクレー射撃の練習がんばります!

 

 

ちなみにもう一つの男のロマン、

建築作業も着々と進行中。

来年には自分の家建ててるんじゃないかな。

 

ご無沙汰しております。

僕は元気です。

しもやけ対策に厚手の靴下3枚履きしてます。

おかげさまでしもやけにならずに快適に過ごしております。

見習い百姓のおーさきです。

 

いやー、久しぶりです。

 

久しぶりに会ったおーさきは、特別職の地方公務員になっていました。

 

ええ、消防団員です。

 

 

この村は、おれが守る!

などと言いながら、12月から毎月1日と15日に消防車に乗ってカンカンやっております。

 

ところでみなさん、ご存知でしたか?

消防団員って、一応報酬が出るそうです。

一般団員で一年に22,000円、警戒とかの出動1回につき1,900円だそうです。

支給方法は各分団によって違うと思うけど、

僕らの分団では直接いただけるわけではなくて、

1年だか2年に1回消防団の旅行があって、

基本その資金になり、出動回数に応じてお小遣いが増えるような感じだそうです。

都度直接現金でいただきたいものです。笑

 

ちなみに退職金もあるそうです。

思ったより多くて驚きました。笑

 

さて、去年の今頃は大工気取りでひよこの部屋を作っていたおーさきですが、

今年の冬はなんと鶏の家(鶏舎)を建築してます。

 

 

がっつり大工さんです。

 

 

既存の鶏舎を、倍くらいの広さに増築します。

 

 

邪魔になる木をぶった切り、

 

 

雪が降る日は木材刻んで、

 

 

こんな感じで、

 

 

ストンッ!

 

 

雪が止んだら建てます!

 

 

土台を支える杭を打ってー、

 

 

土台を敷いていきいます。

 

 

続いて柱を立て、

建て前かけやと呼ばれる棒ハンマーみたいのを駆使して桁を乗っけます。

 

 

そして梁をかければとりあえずしっかりします。

 

 

大雪が降ったらこの通り。

1mくらい積もります。

東京に雪を降らせたこないだの寒波の時です。

-5℃が3、4日続いて、ばかみたいに雪降って、

さすがに嫌になりました。笑

 

 

除雪のほーが大変。笑

 

 

そんなこんなで今こんな感じです。

2月中に完成させたいんだけど…

ちょっと間に合わないかなー。

頑張ります。

 

 

最近は風呂に入りながら18時台のニュースをゆっくりワンセグで鑑賞するのが日課になっていますが、

富山のニュースが結構ツボでおもしろいです。

フジテレビ(富山ではBBT)を見てて、

18時14分になるとみんなのニュースがブツッと切られて、

チャンネル8(エイト)が始まります。

 

富山県のニュースだけを放送しているチャンネル8。

最近はずーっと朝乃山(大相撲前頭11枚目・富山市出身)の1日に密着してる。

富山では、栃ノ心より、白鵬より、貴乃花親方より、

朝乃山です。

大相撲開催中、朝乃山が勝った日は同じニュース番組で40分の間に3回勝利映像が流れてました。

 

それ以外には、

富山グラウジーズ(バスケ)

カターレ富山(Jリーグ)

アランマーレ富山(ハンドボール)

トナミ運輸(バドミントン)

これらの名前が必ず1回は出てくる。

最近ずっと話題になってる高岡市が赤字1000億超える財政難って全国ニュースでやってんのかな?

 

そんなチャンネル8の一番好きなとこは、

ある競技で富山市出身の〇〇さんが8位入賞しましたってニュースが流れて、

その人の競技の模様とインタビューの模様が放送されて、

頑張ってほしいですね!と言って終わるとこ。

 

…え、1位は?

と思ってしまうのは、

おれがまだ心から富山県民になれていない証拠なのでしょう。

 

富山を愛し、富山にこだわり、

思いっきり富山に偏ってるチャンネル8。

日本の中で富山が一番イケてるんじゃないかという錯覚に陥るチャンネル8。

女性アナウンサーのカミ率が異常に高いチャンネル8。

 

これからも、富山の魅力を富山県民に向けて全力でアピールし続けてほしいですね!

 

 

BBTのキャラクター、ビーちゃん。

 

 

系列同じだから問題ないのかな。

 

こんばんわ。

ハロウィンで浮かれたことがない男、見習い百姓のおーさきです。

 

みなさんお待ちかね、ついにこの日がやってきましたね。

そう、ハロウィン。

今年も渋谷は大変だったんでしょうね。
SNSでも仮装仮装仮装。

しかし、ハロウィンは本来大人が仮装して町を練り歩くイベントではありませんね。

子供の為のイベント?

いいえ、本当のハロウィンは違います。

 

そもそも、みなさんはハロウィンの起源をご存じでしょうか。

古代ケルト人が起源と考えられている祭りで、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いのある行事で…

以降、Wikipedia参照。

 

そう。

ハロウィンはもともと、

百姓の祭りだったのです!

 

ということで、

人生初、本気のハロウィンをしてみました。

 

まずはカボチャのお化け作りです。

 

 

堆肥置き場に勝手に生えてくるお化けカボチャを収集。

食用ではないので美味しくないらしいです。

 

 

準備するのは包丁とスプーンのみ。

 

 

底を切って、

 

 

種と繊維をきれいにとって、

 

 

適当に目、鼻、口を切り取れば、

あっという間にジャックオーランタン。

時間かかってめんどくさそうと思ってたけど、

20分程でめっちゃ簡単にできました。

 

 

続いて、収穫した作物を用意します。

りんごはもらいもの。

 

 

ジャックに献上して。

 

 

正装で礼儀正しく。

 

 

今年もなんやかんやで無事農繁期を終えました。

ありがとうございます。

来年もよろしくお願いします。

 

すると、

 

 

ジャックが神々しい光を放ちます。

『おー。ランタン。』

 

そして、

 

 

ニコッ。

 

・・・

 

これでは経済効果は期待できそうもありませんが、

来年も豊作は期待できそうです。

 

いかがでしょう。

これが、(きっと)本来のハロウィンの姿です。

一人ではくそほどつまらないですね。

 

 

こうして玄関先に置くことで悪霊たちが怖がって逃げていくそうです。

 

 

それではみなさん、

素敵なハロウィンを。
 
トリックオアトリート!

農業を始めて一年、

百姓の階段を一歩一歩登っていきます。

見習い百姓Lv.2おーさきです。

 

油断。傲慢。焦り。

(ざわ・・・ざわ・・・)

そして慣れてきたころにケガをする。

(ざわ・・・ざわざわ・・・)

 

(※今更ながらカイジに一瞬ハマりました。)

 

 

こちらの拷問器具のようなマシンは大豆コンバイン。

セットを変えるだけで大豆、蕎麦、エゴマ等を刈れる万能コンバインです。

 

 

無数の黒いツメが回転しながら作物を引き込み、

底にある刃で刈り取っていきます。

 

 

刈り取られた作物は脱穀され、実だけがタンクに貯蓄されていきます。

稲刈りコンバインもそうだけど、

ほんとすごい技術。

 

 

このコンバイン、

非常に万能なのですが、

両端の青いツメに草が絡まりやすく、

草が多かったり、作物が倒れていたりするとちょいちょい降りては草を取り除かなければなりません。

 

普段は刃を止めて取り除くのですが、

昨日は雨が降りそうな天気で、

降ってきたら収穫できなくなってしまうので焦っていました。

 

ツメに絡んだ草を取る為にコンバインから降りて、

刃止め忘れたけどまあ気を付ければいいかと油断。

命取りに。

 

 

刃で指をザク。

(刃は横に振動してます。)

なんたる不覚。

 

驚愕の流血。

グローブ取る時、指無くなってないか怖かった。

しかし、それ以上に…

このグローブ…

 

800円もしたのに…

 

初日だったのに…。

 

そんな絶望的なショックを乗り越え、一応止血したし、

まあ伝説の万能薬オロナイン塗っとけば大丈夫かなと思っていたが、

夜シャワーを浴びたところ血が止まらず。

ドロッとした血が出てきた為自然治癒を断念。

病院へ。

4針縫うことに。

 

まあ、指があるだけ良かった。

刈り払い機、チェーンソー、コンバイン、、、

指の一本や二本なんの抵抗もなく切断できてしまうからな。

 

そう考えると、

もし100円のグローブだったら、

指なくなってたかもしれないな。

 

 

800円のグローブが、

おれの指を守ってくれたのかもしれない。

 

 

ありがとう、

新品の…800円の…グローブ…。涙

日が暮れるの早い!

もう18時には暗い。

稲刈り真っ只中だけど、

生活リズムはどんどんゆっくりになってきました。

 

夜はゆっくりYouTube。

見習い百姓のおーさきです。

 

稲刈り中ですが、狩猟免許取りました!

 

警察の初心者講習も修了しました!

 

 

あとは猟銃の所持許可申請をして、

身辺調査受けて、

技能講習受けたら、

男のロマンの究極形にたどり着きます。

稲刈り一段落したらこっちも進めたいと思います。

 

さて、

稲刈りも折り返し!

他の農家さんはもう大体刈り終えて農繁期も終わりつつあるけど、

土遊野では10月中旬に適期を迎えるイセヒカリという品種も育ててる為、稲刈りがもう少し続きます。

 

ガーッと刈って、

ダンプにバーっです。

 

 

乾燥機にバーっです。

 

 

乾燥機で水分量15%前後まで下げたら、

もみすりです。

 

 

刈ってきたお米を、

 

 

ぶんぶん丸でぶんぶんすると

 

 

モミがとれます。

 

 

続いてせきとりくんで、石や大きすぎる米を取り除きます。

 

 

さらに、ピカ選で青い米や濁った米等を取り除きます。

 

 

今年は青いくず米が多かったようです。

日照不足が影響したようです。

 

 

そして、もみすりした玄米を袋詰め。

 

 

こうしてついに!!おいしい棚田米のできあがり!!

 

 

検査の結果、

無事一等米の評価をいただきました。

紙袋に押印された丸印ひとつが一等米の証。

 

 

二等米は丸印ふたつ。

 

ちなみにこの評価、べつに味の評価をしているわけではなく、

米の色、大きさ、形、水分量の基準を評価したものなので、

米ソムリエレベルにでもならない限り、一等米でも二等米でも味の違いなんか感じないと思います。

 

まあ、それを言い出したら、

同じコシヒカリなら無農薬で作ろうが農薬使おうが、

味の違いなんてわからないかもしれないけど。

 

まあ、間違いないものなので、

大切な友達の結婚祝いや出産祝いにいかがでしょう!

喜んでもらえること間違いなし!

 

もちろん、毎日無農薬有機米食べれるVIPな方は、

自分の為、子供の為、家族の為にどうぞ。

 

土遊野で、検索!!

あっ

という間の4ヶ月。

 

まったく、

あっ

という間でした。

 

盆過ぎから日が暮れるのどんどん早くなっていき、

今や18時半には暗くなります。

 

ご無沙汰しております。

見習い百姓のおーさきです。

 

おーさき、ブログ書かなくなったけど、

元気でやってんのかな、

と、心配してくれた皆様、

 

安心してください、

おーさきは元気ですよ。

 

ただただ、飽きてただけですよ。

でもこれから夜暇な時間が増えてくるので、

ブログ、書きますよ。

 

てか9月入った瞬間寒い。

山は早くも15℃です。

つい数週間前まで35℃越えてたのに。

 

真夏の日差しも好きだけど、

秋の清々しさも好き。

まあ、冬のツンとした空気も好きだし、

春のぽかぽか陽気も好きだけどね。

もう、1年中好きだね。

 

とりあえず、ここ4ヶ月の米作りをまとめてドン!

 

5月にアイガモ部隊2017が到着しました。

まずはプールで泳ぐ練習。

 

1ヶ月程まで成長したら、

 

いざ、お仕事です。

田んぼにアイガモを放すことで、

草を食べる(除草)、糞をする(肥料)、泳ぎ回る(土をかき混ぜる)等、田んぼに良いことがたくさんです。

 

ただ田んぼに放してたんじゃ狐やカラスに食べられてしまうので、田んぼをネットで囲み、空中にはテグスを張り、夜は小屋に退避させます。

ちなみに、アイガモもヒナ時代はひよこと同じようにピヨピヨ鳴きます。

 

アイガモを放す田んぼは、除草機が入れないような深い田んぼ。

アイガモを放さない田んぼは自分で除草。

 

手押し除草機で1週間に1回、3回除草に入ります。

この期間は毎日ひたすら除草でした。

これ、めっちゃしんどかった。笑

 

そうこうしているうちに1ヶ月程でアイガモは大きくなり、

お仕事終了。

大きくなったら稲を倒しちゃうので、

田んぼから引き上げてきます。

おーさき特製、プール付きウッドデッキです。

最初は喜んでプール入ってたんだけどなー。

なんか今は水怖がってるような感じ。

アヒルの血が強くなってくるのかな。

アイガモの飼育難しい。

 

田植えをしたら、猪等に米を食べられないよう、

電気柵を張ります。

触れると、低周波治療器のMAXを喰らったような感じです。

筋肉が収縮していくのがわかります。

なかなかいたいです。

 

田植えをすると、

毎日の水管理、除草、アイガモネット設置、電気柵設置等々、

田植えすればするほど仕事がどんどん増えていくような感じで、

追われる感がすごかった。笑

雑草の成長もくそ早いし。

草刈りして2週間したら、あれ、草刈りしたっけ?レベル。

終わりなき戦いでした。

まあ、草刈りは継続中なのでまだ終わっていませんが。

 

そんなこんなで7月末には出穂(しゅっすい)。

稲穂って、こうやって出てくるんだ。

 

出穂すると、花を咲かせます。

全然花っぽくないけど、この白い小さいのが花。

開花時間は2時間ほど。

この2時間ほどで受粉して、花を閉じます。

この2時間の為に、毎日世話をしていたといっても過言ではありません。

 

そして8月末から9月、

穂が色づいてきて、稲刈り時期です。

『てんたかく』という品種の米は成長が早いのでこの頃に稲刈りで、

コシヒカリはもう少し後。

イセヒカリってやつが一番遅くて10月入ってから稲刈りです。

 

おれが見てる田んぼ、

これはてんたかくなんだけど、

黄金色、

というよりちょっと黄色い。

どうやら、水が少なすぎて一部枯れてしまったようです。

水管理、ほんと難しい。

出穂期にもっと水入れるべきだったのかー。

来年に活かします。

 

こうして4月の播種から約半年付き合った稲を刈り取ります。

うーん、感慨深い。

 

刈り取った米は乾燥して、選別して、もみすりしてようやく商品になるので、

有機米の新米をお待ちの皆さま、

今少しお待ちください。

 

稲刈りはこれからが本番!

コンバインは大きくてかっこいい。

 

そして刈り取った翌日には、

 

蕎麦を播種しました。

昨日まで田んぼだったのに、

今日から畑です。笑

 

農繁期、残り1ヶ月半!!

ブレずに全力勝負!!

みなさん、ブユをご存知でしょうか。

関東ではブヨ、関西ではブトと呼ばれるそうですが、

コバエみたいなやつで、

皮膚を嚙みちぎって吸血する、蚊のグレードアップ版のようなやつです。

噛まれるとアホほど腫れて1週間以上かゆみが収まらず、

蚊取り線香や虫よけスプレーをものともしない最強の迷惑野郎です。

おーさきもこっちに来てから何度も噛まれ、

嫌な思いをしてきました。

 

が、ついに。

 

ブヨに対する抗体ができあがった模様です。

先日やられましたが、

ちょっと腫れて熱持ってる程度で、

眠れないほどのかゆみも、病気かと思うほどの腫れもありません。

やりました。

 

こんばんわ。

もうブヨなんて怖くない、見習い百姓のおーさきです。

 

ここんとこほんと忙しくてブログ書こう書こうと思って寝てしまっていたので、

田植えをハイライトでご覧いただきましょう。

 

 

こちらが田植え機。名前はRXE60。

なんか普通。

 

 

田植えは基本3人作業。

一人は苗場から田んぼまで苗を運び、

一人は大豆ペレット(肥料)を運び、

一人はオペレーター(田植え機運転)

 

 

大豆ペレット運びの人はもれなく苗箱洗いもする。

これ、何百枚もやるもんだから、

ほんと、泣きそうになる。笑

 

 

直播機で真っすぐ進むのにはだいぶ慣れたから、
ガンガン植えますよ!

まあ、まだまだ綺麗には植えられないが。

精進あるのみ。

 

そしてガンガン植えたら、

田植えの約1週間後には除草作業に入ります。

 

 

こちらは除草機のトルウィード。

あれ、これも意外と普通の名前。

と思いきや、

weed=雑草

なるほどそうきたか。

 

 

こいつで田植え後の田んぼを走り、

爪と鎖で雑草を退治していきます。

苗が潰れないかって?

 

 

潰れます。笑

まあ、1週間でだいぶ根っこが活着するから、

めっちゃ倒れるわけではないけど。

 

で、潰れたところは手植えします。

 

 

補植用の苗を腰に引っさげて、

 

 

ひたすら植える。

手植えは楽しいなー。

田植え体験とかおもしろいもんねー。

 

そう、小一時間低度であればね。

 

 

今年から請け負った平地の田んぼアホほど広いんです。

1枚補植するだけで3時間かかります。

終わりが見えません。

もうほんと、

田植え体験したーいとか言ってる人、

思う存分やってってください。涙

 

そうそう、

田んぼに入るにあたり、

三種の神器の2つ目をご紹介しましょう。

 

 

田靴です。

(画像無断転載怒られるかな。)

 

こちらの長靴、通常の長靴と違い脱ぎ履きするの大変なレベルでピタッと足にフィットするので、

田んぼの中でも長靴が脱げることなく縦横無尽に走り回ることができるのです。

 

ちなみにおーさきは田靴ではないけどこちらを愛用しています。

 

 

グリーンマスターです。

(画像無断転載怒られるかな。)

田靴と同じようなフィット感ですが、

素材がゴムではなくウェットスーツ素材なので柔らかく、

脱ぎ履きしやすく、履き心地も良いのです。

山での農業という過酷な使い方により、半年で10足近くの長靴を破壊してきましたが、半年使って壊れなかった長靴はこれだけです。

そして何より長靴なのにグッドデザイン賞受賞。

さらにさらに4000円前後というコスパの高さ。

これはもう、買うしかない。

 

いえ、まわしものではありません。

 

田んぼのあぜ草刈りはこいつにお任せ。

通称二面刈り、その名を刈るがーる。

ありがとう。

 

あぜをこいつと一緒に歩くだけで、

 

すっきり。

 

 

あっという間に、

 

 

すっきり。

 

まあ、あぜとかの平坦なとこでしか使えないんだけどね。

 

田んぼだけじゃなく、

畑も中耕。

 

 

こいつは、

 

 

愛さいか。

愛妻家と、愛(野)菜家ってことね。

ほんとうに、ありがとう。

 

 

このカラーリングを見て、アラサー世代はミニ四駆を思い浮かべることでしょう。

 

 

てか平地の畑も広大すぎる。

 

 

山の草刈りはもっと広大。

 

いやー、わかっちゃいたけど、

予想通り農業ハード!

ベンチャー企業より、介護より、めっちゃハード!

 

イメージするようなスローライフなんてとんでもない、

肉体労働に機械作業、田んぼ、畑、草刈りその他のマルチタスク。

しかしながら給料は介護の時の約半分。

そりゃ、やる人いなくなるわけだ。

 

日本の農業就業人口190万人。

日本の全人口を1億2000万人としたら、

1,6%。

1,6%の人が、98,4%の人の食料を作ることなんてできるわけもなく。

海外から食料を取り入れる。

そのほうが安価だし、何より楽。

農業就業人口の平均年齢は67歳。

 

10年、20年でほとんどいなくなっちゃう。

 

大変なことは大変。

間違いなく大変。

でも、こんなに機械化が進んで楽になってる。

30年前は全部手植えして、

除草も人の手。

除草剤なんて当時の人からしたら夢の薬に違いない。

草刈りも人の手。

中耕も人の手。

全部やってたんだから。

 

そんな人たちが、

あと10年か20年でいなくなってしまう。

 

逆に、あと10年か20年すれば、

農業にももっとIT技術が加わって、

ほとんど全自動になるかもしれない。

今企業が入ってきてハウス栽培で温度から湿度から全部機械で管理してるみたいに。

 

もちろん、

それは人類の進歩だと思う。

 

でも、個人的には、

これから10年で新しい技術を確立させる為にがんばるより、

あと10年で消えてしまう技術を習得したいと思っている。

 

田んぼでいえば、水管理10年なんて言葉があるくらい、

職人レベルの技術。

機械に管理させればそんな技術必要ないけど、

その技術を習得したうえで機械を使うのと、

機械しか使えないのとでは、

雲泥の差がある。

 

と、なんとなくそう思っているおーさきでした。

晴天のGW2日間、1日中田んぼ作業をしたらこの通り。

 

5月初旬にもかかわらず、

もう腕の皮がむけてきました。

今年は3回脱皮しそうです。

こんばんわ。

人生で一度も日サロに行ったことがありません。

日サロいらずの倹約ボディー、

見習い百姓のおーさきです。

 

5月初め、主食用の米の播種、床並べが終わりました。

約5000枚、長い道のりでした。

 

 

播種、床並べが始まった4月から既に農繁期突入していましたが、

5月、ついに田植えシーズン到来です。

いよいよ本格的にブラック企業ばりに働く季節です。

山の用水にも水が流れ、

朝5時起きで田んぼの水管理。

今年おーさきは19枚の田んぼの水管理を任されています。

水の張り具合を確認して、

当日荒くりをするのに適した水位になるよう、

夜のうちから田んぼに水を入れておき、

早朝確認して少なすぎれば量を足すし、

多すぎれば少し抜く。

でもせっかく肥料(鶏糞)を播いてるので、水を抜くと養分も一緒に流れちゃうからもったいない。

でも流さないで貯めすぎると田んぼが崩れて大惨事。

田んぼ一枚一枚、大きさも違えば、水が貯まりやすい田んぼ、貯まりにくい田んぼ、水持ちがいい田んぼ、抜けやすい田んぼがあります。

まじ、まっっったくわかんねえ。笑

余裕で1時間以上かかります。笑

 

さて、主食用米の田植えの前に、

飼料米の田植え(種播き)を終わらせておかなければなりません。

飼料米の種まきをしてくれるのがこちら

 

 

でました!

農業機械特有のイカれたネーミングセンス!

直播き用田植え機の『こまきちゃん』です。

 

 

田んぼの中をこまきちゃんに乗ってまっすぐ進むと、

後ろでこまきちゃんが種と肥料を播いてくれます。

この、まっすぐ進むのが非常に難しい。

 

 

目標物がないとまっすぐ進めないので、

こまきちゃんが目印をつけながら進んでくれます。

 

 

ありがとうこまきちゃん!

これでまっすぐ進めるよ!

 

この作業、1日やるとめっちゃ疲れる。

体力的には全然疲れないけど、

まっすぐ進むためにむっちゃ集中するから精神力削られまくり。

ほんで進むスピード時速1キロとかでめっちゃゆっくりだからまじ眠くなる。笑

 

 

周辺の農家さんもみんなGWに田植えしてました。

兼業農家の人たちは、この連休中に全部終わらせるんだろうなあ。

そう思うと、子供はせっかくのGWにどこにも出かけられなくて嫌な思いするんだろうなあ。

友達の家はみんなでディズニーランドに行ったのに、

僕の家はずっと田んぼだ。

農家の子供になんか産まれたくなかったよ!

 

こうして農業人口がどんどん減っていくのかもしれない。

 

農閑期の冬は暗くなる17時前には仕事終わって、それはそれはゆっくりまったり過ごせるけど、

農繁期はほんと、いわゆる『ブラック企業』並みに働きます。

朝5時から、暗くなる19時過ぎまで、

昼休憩もしっかり取れる日は少ないくらいフル稼働です。

 

でも、

働くのは1日8時間だとか、

残業は月100時間未満だとか、

過労死ラインは月80時間だとか、

長時間労働させられたらブラック企業だとか、

人間が勝手に決めて、

勝手に文句言って、

勝手に苦しんでるよな。

 

季節も天候も気温も雑草の成長も人間には合わせてくれないから、

人間ががんばって合わせるしかないってだけなのに。

 

産業社会から隔離された農業社会はそーいう仕組みからは外れてるっぽいからどーでもいいけど、

なんか生きやすくする為にルール作って逆に生きづらくなってるみたいで、ちょっと気持ち悪いですね。

 

てか土に触る時間が増えて手がだいぶ農家らしくなってきた気がする。

でっかいミミズにはしゃいでいたのが半年前。

 

育苗に使ってる焼土(しょうど)が酸性だから手がガサガサを通り越しガビガビになるらしいので、その影響が大きいのかもしれないけど。

 

さ、はよ寝よ。

ここ大沢野(富山市に合併する前このあたりは大沢野町だった。)は、風の町と呼ばれています。

その名の通り、特に春はアホほど強い風が吹きます。

 

田んぼに並べた育苗箱が吹っ飛ばされ、(こないだ)

寮に設置した雪囲いも吹っ飛ばされ、(3ヶ月前)

軽トラのドアが破壊され、(随分前らしい)

ビニールハウスまで吹き飛ばされます。(随分前らしい)

風の町なんて聞こえはいいけどもはや災害レベルです。

 

こんばんわ。

雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケナイ、見習い百姓のおーさきです。

 

今日は里芋定植のお話。

 

 

暑くも寒くもないグッドコンディション。

 

 

グボッと掘って、

 

 

元肥の鶏糞敷いて、

 

 

土かぶせて芋転がして、

 

 

埋めて、

 

 

仕上げに鶏糞まく。

 

これで何回か追肥してやれば、

半年後には収穫です。

里芋は肥料やればやるだけ大きく育つそうな。

 

これを延々と…

 

やってたら飽きちゃうので、

新しい分野に挑戦してみた。

 

 

ラテアートならぬ、

鶏糞アート。

 

うむ。

通学中の中高生がこれを発見したら話題沸騰だな。

この場所で告白したら二人は永遠に結ばれるなんて噂が飛び交い、

出雲大社並みに人が訪れるかもしれない。

 

 

こっちは隠れミッ〇ー。

これも中高生に発見されたら大変な騒ぎになるな。

〇ケモンGO並みにこぞって探しに来るかもしれない。

 

 

 

などと考えながら、

中高生なんて通るはずもない山中で一人遊びにふける夕暮れ。

いよいよ主食用米の播種(はしゅ:種まき)です。

ほんとは2週間前から始まってるんですけどね。

ブログ書くのめんど…

 

こんばんわ。

ブログ大好き見習い百姓のおーさきです。

 

主食用米は飼料用米と違い無農薬有機栽培で行なう為、

鉄コーティングして直播きするのではなく、

みなさんご存じ田植えを行ないます。

 

 

100日℃浸種して発芽させ、育苗箱に播きます。

育苗箱にも、マット育苗箱とポット育苗箱があり、

まあ、面倒なので説明は省きます。

有機栽培を行なう場合はポット育苗箱のほうが適しているそうです。

 

1日440枚に播種します。

これを11日分、約5000枚になります。

 

こちらが播種機。

その名も『ウルトラまくDay』

どーでもいーけど、

ほんと農業機械の名前決めてんの誰よ?

ぜんぶこんなダジャレみたいな感じでださいんですけど。

 

育苗箱をセット、

ウィーンと流れて床土がポットの中に入り、

 

ウィーンと流れてポットの中に2~5粒種が播かれ、

 

ウィーンと流れてもう一度土で覆って水がまかれ、完成です。

機械ってすごい。

440枚手で全部播いてたら3日はかかりそう、てか発狂しそう。

それがたった半日でできちゃうんです。

そう、ウルトラまくDayならね。

 

完成した育苗箱は育苗機に入れて3日育てます。

この時期はまだ朝晩10℃以下になるからね。

暖かいとこである程度芽を出してから、

苗場に並べます。

 

晴れてる日は気持ちいいんだけどねー。

雨の日はほんと憂鬱。笑

 

育苗の3大要素は水、酸素、温度。

育苗機を出た後は温度はもう自然に任せるしかないので、

かろうじて人間ができることは水管理。

 

水が多すぎれば稲が水没して酸素不足で死んでしまうし、

水が少なすぎれば干からびて死んでしまう。

 

しかも動物と違って、病気になったかどうかもわかりづらい。

収穫の時期になって収量を見てようやく結果がわかる。

結果が良い場合も、悪い場合も、

何が良かったのか、悪かったのか。

天候、気温、水温、水量、土質、肥料、育苗、品種、期間、雑草、、、要因がありすぎて完全に把握することができないし、人間の力では改善のしようがないものまで要因に入ってくる。

だからできるだけ観察して、できるだけ記録して、来年に繋げる必要がある。

 

1年に1回。

10年やっても10回しかチャンスがない。

そんな仕事ある?笑

 

元気に育っておいしいお米になりますよーに。