ワタクシが自分自身がアイヌだと知ったのは

小学校の社会の授業でアイヌの話が出た時

それまでは親からアイヌの話すら聞いたことがなかった


ワタクシの母は違うけど父がアイヌ

ワタクシは父の血が濃くアイヌそのもの

彫りは深いし毛深い

彫りが深いのはそんなに気にならなかったんだけど

毛深いのは嫌だった

小学5年生の頃に初めて「ワタクシって毛深いな」て思ったのが始まり

近所に住むアイヌの年上の人がハサミで毛を切ってるって聞いたらワタクシも真似して長い毛を切ってみたら母にしこたま怒られたのを覚えてる

「お前は他のアイヌと違ってそんなに毛深くないんだから、そんな事する必要ない」と…

でもクラスの友達と比べると確かにワタクシは毛深い

でもアイヌの友達の中に入ると毛深くない方

それでも気になり始めると毛深いのが嫌になり始めるもんだ


みんなはワタクシの事を「アイヌ」と思っていたのかは知らないけど

ありがたいことに友達は沢山いて男女の仲良しグループに入れて貰えてて

誕生日や色んなイベントで誰かの家に集まってはパーティをしたりしてた

もちろんイベントがなくても仲良しグループで遊んでた

そんなワタクシを訝しがってたのがアイヌの友達

アイヌなのにアイヌぢゃない友達が沢山いることに嫌味を言われたことも1度や2度ぢゃない

ワタクシはアイヌの「なんでもみんな一緒でアイヌと団体行動」が嫌いだった

だから学校の友達とも遊んでたしアイヌの友達とも遊んでた

アイヌの友達と遊んだ翌日は決まって学校で「昨日アイヌの〇〇と遊んでたしょ」と言われてた

てことは、ワタクシはアイヌとカウントされてなかったのかな?と思ってた

でも見た目はアイヌなんだ


だから最近テレビCMで流れる「私はアイヌ」てやつ

全然アイヌぢゃない

アイヌに見えないし

ワタクシのほーが全然アイヌに見える


小学生時代は楽しかったなー

ワタクシがアイヌでも友達が沢山いたし仲良しグループもあったし


小学生時代の話しはこれくらいかな

次回は中学生から