今から体験する恐怖を予感するが如く身体に悪寒が走った。
「さみーな、ちょっと引っ掛けて帰るか…。」
無意識のうちに居酒屋の暖簾をくぐり席に着いていた…。
おしぼりとメニューを渡された。
空腹感が無かったのでおつまみに絞って…。
…これだ!(^-^)
「すみませーん!熱燗二合と湯豆腐ください!」
必要以上の大声と頭上に上げたVサインで一瞬で注目を浴びた。
何故か立ち上がっていたので、はにかみながら席に着いた…。(^◇^;)
as soon as でバイトの女の子が駆けつけて来て、熱燗をお酌してくれた。(^-^)
「最初の一杯だけはお酌する決まりですから!
(^-^)」
…決まりって、言わんでええやん。(^◇^;)
そーゆー事やったら一合の熱燗2回頼めば良かった、と思いつつ。
「湯豆腐はトッピング如何致しますか?」(^-^)
と聞かれたので・鶏肉・牡蠣・ネギ・シメジ・春菊の中から・牡蠣をトッピングした。
「お待たせしました!(^-^)」
「牡蠣トッピングの湯豆腐準備します!(^-^)
牡蠣は煮込み過ぎ無い程度で召し上がって下さいねー。(^-^)」
(^-^)
「ん?」( ˙-˙ )
気のせいか…。
この時…異空間を感じた。
見た目は至って普通に煮えてきた…。
煮立ってきたので豆腐から先に食べた!(^-^)
「美味い!o(^o^)o」
つけダレもポン酢とカツオ出汁と二種類あり美味かった!(^-^)
「あれ。( ˙-˙ )」
「あれ?(^◇^;)」
「あれー!((((;゚Д゚)))))))」
たった今、目の前で煮込んでた牡蠣が無い!
((((;゚Д゚)))))))
よそ見せず、お猪口と箸を交互に食べ進めていたが目線だけは鍋の中を凝視していた。
不思議だ!((((;゚Д゚)))))))
牡蠣が無い!
異空間へとんだのか!
異次元のズレなのか!((((;゚Д゚)))))))
まてよ…沈んでるかもしれない。
恐怖と戦って湯豆腐を平らげた。
すると…。
ぷかり…。
「ん?( ˙-˙ )」
灰色の小さなゴミが浮かんできた。
「こ、これは!牡蠣だ!((((;゚Д゚)))))))」
約50年前見たSF映画のミクロの決死圏!
はたまた、50年前のウルトラQ17話人類1/8計画!
最近だとアントマン!
それは、小さく変わりはてた牡蠣の姿だった!
うそだー!(ToT)
さっきのプリップリの牡蠣が…(ToT)
サイバージャパンダンサーズ!と
佐賀のばーさん檀家集くらいの違いがあるやん!
(ToT)
ましてや百歩譲って!これを牡蠣だとしよう。
だとしたらこの縮小率はどう説明がつくのだろう。
ミクロの決死圏みたいに1時間経てば元に戻るのか?
ウルトラQみたいにS-13地区の物なのか?
アントマンみたいに牡蠣がスーツを着ているのか?
親指大の牡蠣が爪先大に縮んでいた。
女子店員が最後に言い放った「ガスボンベ変えておきますね…。」
「煮込み過ぎ無い程度で召し上がってくださいね。」が気になり始めた。
この子は何か知ってるはずだ!
店員を呼んで真実を聞こうとしたが、恥ずかしいので熱燗二合を小声で頼んで、仕方なく立証の為に再度湯豆腐を頼んだ。
でもまた、as soon asでお酌してくれた。
しまった、一合2回頼む事忘れてた。(^◇^;)
日本酒弱いので、次一合飲めるか心配になってきた。(^◇^;)
この時、ふと、他の食材はどうだろうと思い鶏肉をトッピングした。
実験が始まった。
「ガスボンベ変えておきますね!」
「えっ!((((;゚Д゚)))))))」
そっか!ガスボンベが異空間への橋渡しだったのか!
と思いつつ…。
言わない!((((;゚Д゚)))))))
煮込み過ぎ無いようにって言わない!
不思議に思いつつ。
日本酒が進み、かなり酩酊状態だったが、熱燗一合は忘れずに頼んだ。
案の定、忙しくなってお酌はしてくれず。
(^◇^;)
鶏肉のチェックだけした。
不思議だ?( ˙-˙ )
大きな変化がない。
話しをどう終わりにしよ。(^◇^;)
酩酊状態で考えた。
ミクロの決死圏みたいに1時間で元に戻る訳もなく。(^◇^;)
ウルトラQみたいに夢オチにする訳にもいかず。
(^◇^;)
アントマンみたいにヒーロー扱いにも出来ず。
(^◇^;)
極端に縮んだ牡蠣しか脳裏になく気がつけば…。
「えーっ!((((;゚Д゚)))))))」
目の前に中華料理があった。
異空間を旅してる。
記憶に無い。(^◇^;)