日本を代表する音楽野外イベント
フジロックフェスティバルの事なんですが、
僕の趣味にフジロックがあります。
第1回目は1997年、富士山の麓の天神山スキー場にて開催されました。
海外からの豪華アーティスト達がラインナップされた贅沢な2日間でしたが、2日目は台風の直撃を受け無念の中止となりました
1998年は場所を東京の豊洲に移し大成功を収めたのですが、フジロックのコンセプトとは大きく違った、ただの都会型フェスという印象がありました。
1999年から現在に至るまで、大自然に恵まれ各ステージの位置関係が完璧すぎる苗場スキー場に定着しました。
名前はフジロックだけど現在の開催地は苗場なんです。
今年は節目の20回目
僕にとってフジロックはとても思い入れがあります。
僕が西麻布のクラブ「3.2.8」で働いていた20数年前、第1回目のフジロックに出店して欲しいと主催者のSMASHさんからオファーが来ました。
東京から「3.2.8」「MIX」「みるく」と3店舗のクラブが出店しました。
大阪からも「カーマ」と言うクラブも出店しました。
計4店舗。
たった4店舗ですよ
現在の規模からすると信じられませんよね~
SMASHや運営会社ホットスタッフと数々のミーティングを重ね、準備万端で本番を迎えるわけなんですが、天気予報では台風直撃という悪い知らせが・・・
開催前日は快晴で、夕日に赤く染まる富士山の姿を見ながら、SMASH日高さんと故ジョー・ストラマーと一緒に楽しく夜遅くまで飲みました。
憧れのジョー・ストラマーと飲んだのですから素敵な思い出です。
そして本番当日、
天気予報的中!台風直撃ですよ!
でもね、オーディエンスはロックでしたよ!
暴風雨の中、開き直ってモッシュとダイブで暴れまくってます!
みんなバカなの?
最高だね!!
裸で暴れている輩はカラダから湯気を出して暑そうなんだけど、その他大勢は台風の暴風雨で体感温度は10度にも満たない状態。
ですからビールよりもハードリカーやワインなどの強いお酒しか売れません。そして冷えきったオーディエンス達のリクエストに応え、お湯を沸かして一杯¥200-で売りました。それが飛ぶように売れる売れる。
ボッタクリな商売だけど、ものすごく感謝されました。
それだけ寒く過酷な環境だったんです。
救護施設をのぞいてみるとケガ人や病人が山のよういます。まるで野戦場の有様。
唇が紫色になりブルブル震えていたキャミソール姿の女子達が悲惨すぎて今も忘れられません。
1日目の夜にオールナイトでクラブになる予定だった体育館も急遽、避難場所となりました。僕もDJをする予定でしたので、幻のDJとなりました・・・
そして迎えた2日目は台風一過の快晴です
なのに早朝の場内に中止のアナウンスが、、、
なぜ中止なんだ!?と運営側に詰め寄ったけど逆に「ステージ前に行ってみろよ!膝までズボっと入るくらいぬかるんでるぞ!今日開催したら間違いなく死人がでるぞ!」と怒られた。。。
それよりも深刻な問題として、オーディエンス達の交通手段が台風余波なのか、シャトルバスの手配ミスなのか遮断されていて、会場に来れないらしい。
クソーー!こんなに晴れているのに中止だなんて!!!
もったいないよーーー!!!!
と涙を飲む。
そしてあれから20回目。
20年が経とうとしている。
苗場に移った3回目までは出店スタッフとして携わっていましたが、4回目以降はお客として参加しています。
去年、初めてフジロックに参戦した息子はあまりの楽しさに数ヶ月ほどフジロスになっていました(笑)
今年も息子とオートキャンプ場で5日間フジロックを堪能する予定です。
ヘッドライナーはレッチリ、シガーロス、ベック。
レッチリは記念すべき第1回のヘッドライナーでフジロックは3回目。
シガーロスは幻想的な雨のホワイトステージで魅了されました。今回で2回目。
ベックは第1回の2日目にクレジットされていたフジロック常連組。
今回で観るのは3回目。
フジロックらしいヘッドライナーなんだけど、物足りない感もある。
今年はサマソニに持っていかれたか・・・
しかし、その他のラインナップは期待できる。
ヘッドライナーが全てではない。地面に酔いつぶれ寝転がっていたって、それがフジロック。
気が付けばグリーンステージ(メイン)を観なかったな~というのもフジロック。
過ごし方は自由。
それがフジロック。
世界のフェスのランキング上位に位置するフジロック。
愛してやまないフジロック。
人生観を変えてくれたフジロック。
未経験の方は今年こそ是非参加してほしいです❗️
20回目だし凄いことが起きるはず。
一緒にキャンパイしましょうね
ではまた!