こんばんはお月様

今日は阪神の記事ですニコニコ


2013年の阪神は西岡・福留・日高などなど色々な新戦力が加入して戦ったシーズンになりましたが、
その中でもやはり高卒ルーキーの藤浪投手の存在は非常に大きなものでしたグー

個人的には藤浪投手の活躍が見れただけでも2013年は非常に面白かったシーズンでしたし、
こんな素晴らしい選手が入団してくれて本当にファンとして嬉しい限りでしたラブラブ!


今日はそんな藤浪投手の1年目の活躍を、成績やデータなどを見ながら振り返ってみようと思います音譜



●基本成績

24試合10勝6敗 防御率2.75
137.2回 126三振 10本塁打 44四死球 暴投8
奪三振率8.24 被本塁打率0.65 与四球率2.88 援護率3.08


まずは基本的な投手成績からですが、改めて見ても高卒ルーキーとしては規格外の成績ですねビックリマーク

セリーグの高卒投手では江夏さん以来5人目となる高卒新人10勝ビックリマーク

規定投球回数にはあとわずか6.1回足りませんでしたが、
それでも防御率2.75というのはセリーグの投手成績の中でも4位相当ビックリマーク
(1位前田健2.10 2位能見2.69 3位スタン2.74 4位メッセ2.89)

今年の新人王候補の小川投手(2.93)や菅野投手(3.12)よりよっぽど素晴らしい防御率ですニコニコ

他の指標もセリーグの規定投球回数を達成した17人の投手たちと比較してみると、
奪三振率8.24はリーグ5位相当であのマエケン(8.09)よりも上、
というか今季奪三振王のタイトルを獲得したメッセ(8.39)と比べてもそん色ないですグッド!

被本塁打率の0.65もリーグ5位相当で、
広い甲子園がホームということを考慮しても、スタン(0.67)や能見投手(0.90)より上ですねグー

反面与四球率2.88というのはリーグ15位相当、また暴投8もリーグワーストということで、
やはり荒々しさの残る高卒新人なだけあって、制球面ではまだまだこれから向上の余地がありますアップ

また藤浪投手の成績とは直接関係ないですが、
藤浪投手が投げてる間に味方が何点くらいとるかという援護率の指標は3.08
実はこれも規定投球回到達投手17人中リーグ15位相当という成績でしたあせる
(1位野村5.60 2位前田健5.29 3位小川5.26 ワースト澤村2.78)

ただ逆に言えばこんなにも味方打線が点を取らない中でも、
高卒新人で10勝を上げられたポテンシャルは計り知れない
ですビックリマーク
打線さえまともなチームであれば、間違いなく15勝近く上げて最多勝争いに絡んでいたことでしょうにひひ
(そして今年の糞打線はガチで反省してくださいパンチ!

改めて今年の藤浪投手の成績は、高卒新人としては破格の成績だと思います音譜



●対チーム別成績(セリーグ)

巨人 3試合1勝1敗 2.50
広島 3試合2勝0敗 1.29
中日 3試合1勝0敗 1.35
DeNA 4試合3勝1敗 3.68
ヤクルト 7試合2勝3敗 3.05


次にセリーグの各球団との相性ですが、1年目からどの球団からも勝ち星を挙げましたし、
特に苦手意識を感じる相手チームというのは無かったですねグッド!

個人的にはヤクルト戦には負け越してるというのはちょっと意外でしたえっ



●月別成績

3・4月 5試合3勝1敗 1.67
5月 2試合1勝0敗 2.57
6月 4試合0勝2敗 6.05
7月 3試合2勝1敗 2.25
8月 5試合4勝0敗 1.09 月間MVP
9月 4試合0勝2敗 4.24
10月 1試合0勝0敗 1.80


今度は月別の成績ですが、これはハッキリと好調期と不調期の差が明らかですねビックリマーク

3・4月は月間MVPも狙えるかという活躍を見せましたアップ
しかし6月は打ちこまれる試合も多く未勝利ダウン
それでも8月には再び調子を上げ、月間4勝でセリーグの高卒新人では2人目となる月間MVP!!
ただ9月以降は勝ち星を挙げられず10勝止まりに終わりました。

勝てない時期は味方打線が打たないせいかな~とも思いましたが、
防御率を見る限りは味方どうこうより、やはり藤浪投手自身のピッチングが芳しくないことが多かったようです。

ただまだプロのシーズンを体験していない高卒新人が、
年間通してここまでやれただけでも凄いことだと思いますビックリマーク

来年以降は調子の悪い時に抑える技術を身に着けていければ、
さらに安定した成績を残せるようになるのではないでしょうかニコニコ



●左右別成績

対右打者 被安打率.194
対左打者 被安打率.283

今年の藤浪投手の特徴として、テレビの解説者やニュースなどでも何度も言われてきましたが、
投げる時に左足が3塁側にクロスして着く、いわゆるインステップ投法というのがあるかと思います。

これは右打者にはボールがシュート回転して向かってくるように感じられて打ちづらいですが、
反面左打者の内角を突けず真ん中に入ったところを痛打されるケースが多かったですね。
(まあ僕は野球経験ないので、すべてプロの解説者の受け売りですがw(;^_^A)

実際にデータを見ても右打者と左打者相手では1割近いほどの被打率の差がありますあせる

ただこうしたデータも、原因が分かってると言うだけでも十分じゃないでしょうか音譜

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実際藤浪投手も秋季キャンプではインステップの修正に取り組んでいるようですし、
これが来年すぐ効果が出るかは分かりませんが、更なる進化を遂げてくれると期待したいですねニコニコ



●先発時のイニング別失点数

1回 5点
2回 6点
3回 7点
4回 14点
5回 8点
6回 6点
7回 1点
8回~ 失点なし

このデータは藤浪投手がCSの第1戦に先発したときのテレビ放送で知りましたが、
藤浪投手が失点するイニングは特に4回に固まってるんですねえっ

そしてこのデータ通り、CS第1戦では4回に1失点、5回に3失点し、敗戦投手となりましたダウン

よくピッチャーは立ち上がりが悪く、初回に失点する投手が多いと言われますが、
藤浪投手は決してそんなことはなく、むしろ立ち上がりは良い方ですねアップ

その代わり相手打線が一回りして藤浪投手のボールに慣れてくる3~5回に失点が集中してますあせる

藤浪投手が来年以降さらに良いピッチャーに成長するには、
相手打線が一回りして目が慣れられた時にどう抑えるかというのも課題かと思いますグー



他にも色々なデータはありますが、とりあえずこんなところでやめときます。

今年の藤浪投手は高卒新人として10勝を上げた活躍もさることながら、
まだまだ荒削りで課題もあり、それを克服すればさらに素晴らしいピッチャーになれるという、
非常に大きな期待感を抱かせてくれましたラブラブ!


また最後に甲子園で活躍し、高卒プロ入りして即10勝以上の結果を残した前例として、
近年では松坂投手や田中マー君の存在があるかと思います。

この2人のピッチャーの1年目と2年目の成績ですが…

松坂
1年目 16勝5敗 2.60
2年目 14勝7敗 3.97

田中
1年目 11勝7敗 3.82
2年目 9勝7敗 3.49


このように2人とも1年目から凄い成績でしたが、
2年目は必ずしもそれを上回る成績を残せたとは言えません。

2年目のジンクスとよく言われますが、やはり相手もプロですから研究してきますし、
プロの世界で何年も連続して結果を残すのは並大抵のことではないですね。


藤浪投手も来年、今年以上の成績を残せるかどうかは分かりませんが、
ケガなく1年間ローテを守れば、また新たに見えてくるものもあるかと思うので、
とにかくケガだけには注意して、大投手への道を歩んでいってほしいと思いますニコニコ

でわでわパー


データ参考;プロ野球ヌルデータ置場様