今回は、高殿円さんの『シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗』を読んでみました。


前作『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』が面白かったので、続きも購入しました!


それでは、あらすじと詳しい感想をどうぞ!

ダウンダウンダウンダウンダウン

 

 

あらすじ
シャーリー・ホームズと同居生活を始めたジョー。そのジョーの元に叔母から結婚するとの知らせがきた。お相手は旅先で出会った医者。しかも、なんと名家バスカヴィル家の次期当主。そんな二人の結婚式に招待され、向かったジョーだが、何やら雲行きが怪しく…

 

性別逆転のホームズパスティーシュ作品は、これが一番!

 

前作も二人の関係性にクスッとして、ほっこりニヤニヤしたのを今でも覚えています。


今作はどうなるの?と思いながら、読んでみましたが…
①    二人の関係性の変化
②    有名ミステリーをどうこねくりまわしてくるか
見事にクリアしていましたね!

 


高殿円さん…バディもの小説に定評があるだけあって、今作もイイです…!!
(ちなみに、高殿円さんと言えば『トッカン』をはじめ、コンビ関係の描き方が秀逸ですよね!)



第1巻では二人の関係のぎこちなさ、ちょっとした心の距離を感じることが多かったのですが、第2巻では信頼関係が築かれていると実感できるポイントがありました。


お互いを思い合っている、気にし合っていることが言葉の端々、行動の端々から垣間見えるので読者としてもニヤニヤが止まること間違いなしです!


ジョーも、シャーリーと一緒にいる時間がないだけあって、推理眼が磨かれているのがまたイイ…!


そして、やはりホームズパスティーシュなので、ミステリー部分も面白いです!


有名作品をどういじってくるのか…

と思っていましたが、現代ならではの解決法も取り入れられていて、予想外の角度から切り込まれていてワクワクしました。


おいおい!そうくるのか!面白いじゃないか!と思わず、興奮。


高殿円さん…とても良いです。


とはいえ、3巻目まで買う必要ある…?

と後半気になりながら読んでいた私ですが、見事に3巻も読まなきゃー!!と思わせる展開がありました。


いや、もうジョーって何者?と思わず目がカッと開いちゃいました。


ぜひぜひ、ホームズ好きな方…『シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗』も面白いので、読んでみてほしいです。