今朝もまだ長男たっくんは咳が続く。
  火曜の病院でもらったお薬がなくなる。リンデロンはステロイドだし、2日分の処方だった。

  土曜日の午前中。主人は仕事だ。雨が降り遊びに行けないし、八時半に荷物をまとめ9時からの外来に行く事にした。

  病院に着き、小児科の診察券いれを見ると

  休診

  きゅうしんてアレ?救心、救心音譜
  
  もちろん違う。しかし、病院のホームページで確認してから来たのだが汗受付の方に聞くと、先生の都合らしい。

  どちらか代わりににみてくださるお医者様はこの辺にありますか?

  すぐに探しますね。…あ、こちらなら小児の先生もいて、今日やってます。電話かけて確認しますね。

  急な休診のため受付の方がとても親切だ。
  診察可だそうで行った事無い病院に向かった。

  病院に着くと一番だった。たっくんは目ざとく見つけた受付に置いてあるなかなか珍しい白い軽トラのミニカーに食いつき、

  あー!うーむー。パパっあ〜!!(そっ、それ、見たい。パパトラっ)←意訳

  言葉にならないらしい。たっくん、そういう時は受付のおねえさんに貸して。って言うのね。

  決しておねえさんではない女性は快く貸してくださった。感謝。もし借りれなかったら号泣たっくんを抱えて診察だった。

  程なく呼ばれる。

  おばあちゃん先生だった。今日かかろうとした先生もおばあちゃん先生なので違和感なく良かった。

  掻い摘んで火曜からの流れを説明する。としくんのことも少し話し、退院が延びている点からしっかり治したい事を伝える。
  RSとインフルの検査をしてくれた。

  しばらく待つ。…なんだか臭いと思ったらたっくんはうんちしていたのでオムツを替える。

  呼ばれて再入室する。

  両方マイナスね。でも微熱が続いているなら事情もあるし紹介状を書くから一応日赤に行ったら?

  試薬のキットを手に先生はそう言う。私はマイナスと聞いて安心し、RSとインフルエンザ一緒にチェックできる検出試薬があるんだなぁ〜。とか考えていた。
  日赤への道を調べている間、たっくんは待合室で5歳くらいの女の子の横でテレビのピングーを見ていた。手には軽トラ。
  あれを受付に素直に返すかなぁ…。

  借りたものは返す。保育園や図書館で学んだ事がしっかり活きている。息子の成長に感動しつつ流れで紹介状を手に隣町の日赤に行った。たっくんの体をちゃんと診てもらう機会だし、しっかり治してからとしくんを迎えたい。出来るだけ早く…

  初めての道で緊張したのは私だけで、たっくんはボーロとジュースでご機嫌だ。

  日赤は40分もかかり、結構待たされ、診察。その後レントゲンと採血。
  たっくんはもう号泣だ。抱っこして、背中をトントンして慰める。気づけばお昼時。今から家に帰ってたっくんにお昼を食べさせて、なんてやったらお見舞いに行けない。

  仕方なく病院に電話してお見舞いに行けない旨を伝える。

   仕事が終わったら日赤に来てもらうよう主人にはLINEしておいた為、合流できた。
  平日は混み合うであろう広い待合室で主人とたっくんが遊んでいる間に検査結果を聞いた。

  血液検査の結果は治りかけ、という感じですね。レントゲンも大丈夫みたいで、問題無いと思いますますよ。
  薬はリンデロン以外をまた出します。もし、薬がなくなる頃まだ症状が続くならまた来てください。

  大丈夫でよかった。
  
  …でも少し引っかかる。

  一日置きに採血しているとしくん。レントゲンもちょいちょい撮る。
  基本的に悪い場所がある。
  それなのに今日はもうお見舞いに行く時間が無い。行きたかったのにぐすん不機嫌でいっぱい泣いていたとしくんが気になって仕方がない。
  抱っこしてあげたかったのに。
  主人もたっくんも悪くない。日赤は来なくても良かったかもしれない。こんなに時間がかかるとは思わなかったが、これが無ければお見舞いに行けたのだ。私の判断ミスが悔やまれる。後悔先に立たずと言うけれど。

  そんなわけで心が苦しい。