タイトル変ですみません。前中後で終わるかと思っていたのですが、いざおこすととしくんの時との違いなどもあり随分と長くなってしまいました。

 なので、まだまだ続きます汗

 

 朝6時半から始まった手術準備。

 

 いきなり下の話で恐縮ですが、お腹や背中、そして手術で切る辺り(お察し下さいませ)の剃毛をされる。とっても気恥ずかしい。

 そして極め付け。浣腸をされる

 液体は暖めてあるが、としくんなどにやる浣腸とは違い大きいので恐ろしい。

 医療用のだけだろうか?ノズルはちょっと貧弱なタラバガニ位あるし、液体部分もチューペット丸々一本位の量はありそうだ。人生初手術を前に浣腸で若干鼻白む自分がいました。トイレに連れていかれ、浣腸をされ、ドアを閉めた看護師さんは外から言う。

 3分我慢してから出してね。

 そう言われても・・・時計が無いのでゆっくりめで180数えた真顔手術で産もうが、経膣で産もうが出産というのはお母さんの試練だなと思う。

 

 そして、術前注射。かなり献血をしているけれど、当然注射の種類が違うので、筋肉注射は苦手だ。しかもこの注射痛かった。頭がぼーっとし、ひどく喉が渇く。

 これらの準備中ずっと一緒に寄り添ってくれていた点滴棒と一緒に7時半、ついに手術室に向かった。

 中には9人位人がいた。いわゆるスーパードクターが出て来るドラマをあまり見ないのでわからなかった。

 としくんの病気がわかってから主人にマンガの医龍を借りて読んだが、この時点では未読でちょっとその辺り理解していなかったようです。

 手術とはこんなに大勢でやるものなのか!?幅の狭いストレッチャーの上で服を脱いで、階段を上って手術用のベッドに横になる。

 まな板の上の鯉それ以外の表現は思いつかなかった。

 

 背中を消毒して、院長先生に背中に針を刺される。大きなおなかを抱えて背を丸くする。

 こら。動くなよ。動いたらやり直しだからな。頑張ってまるまってろよ~。

 怖がったって長引くだけなんだからな。

 おっしゃる通りだけれど、これ、チームバチスタのあれですやん。上まで管いれて死ぬやつですやん。何より刺される感じが思い切り不快ですやん。気持ち悪いですやん。

  手術室内のスタッフの皆様はあれこれ忙しく動いているものの話をしながらである。

 きっと私をリラックスさせるためだと思うのだが、処置室などでも聞けないような普通の世間話この前行ったゴルフがどうだった。とかそういえばご近所にケーキ屋さんが出来て~そんな感じだ。

 

 私はこれが人生初手術なので知ったのですが、手術って麻酔するところまでは準備なのですよね。

 言葉遣いが若干乱暴な院長先生で、私の記録大体そのままの口調ですが、それが接しやすい人もいますし、苦手な人もいると思う。私はこういう感じの人はむしろ好きだったので、この産科に通うのは楽しみでした。で、そんな先生の・・・

『よろしくお願いします。』

 びっくりするほどかしこまった口調で手術ははじまりました。