こぎれいな眼科の受付にて

私「すみません。初診です。」

受付「どうなさいました?」

私「目が赤くて目やにも出てしまって・・・」

受付「あ~・・・どなたか同じ症状の方が周りにいますか?」

私「息子が・・・」

受付「あぁ、じゃぁ~・・・」

私「でも昨日○○医院さんで息子は診察を受けて『うつらないタイプのだから。』って言われたんです~ぐすん

受付「はぁ汗(そー言われてもなぁーな顔)とりあえず問診票を書いて下さい」

 

 待たされている間はとにかく(頼むからとしくんにうつっていませんように)と願った。

 もうそこだけが重要だった。あとはアデノウイルスのあれこれを調べながら待った。

    

 潜伏期間1週間前後。

  主要症状が消えてから2日は登校禁止…と。熱は出たり出なかったり。大人の発症は大抵子供からうつったもの。

 私が陽性ならまずは大急ぎでたっくんを迎えに行かないと!もう一度ちゃんと診てもらわないとイラッとか忙しく考えて平静を保っていた。

 

 だいぶ待たされてから診察室へ。これまたおじいちゃん先生だ。

 目を診てくれる。息子が同じ症状であり、昨日別の病院で感染しないタイプであると言われた事は伝えた。

 点眼後、目をこすり涙を採取して検査をした。

  今度は待合室ではなく、診察室が並ぶ通路の一番端の椅子に座るよう指示された。感染予防だろう。

 

 再び呼ばれて待合室へ。妊娠検査薬のようなものを見せられる。『アデノチェック』と書いてある。

先生「この横の窓と同じような線が陽性だとこっちにも出るんだけれど、出てないからアデノウイルスではないね。」

私「はっ・・・はいキラキラ

 良かった。本当によかった!!

 一気に緊張がゆるむ。同時に湧いてくる疑問。

私「息子のがうつったわけではないんでしょうか?同時多発的に結膜炎ってなるものですか?」

先生「アデノウイルスは陰性だけれど、花粉の時期にはアレルギー性の結膜炎も増えるし、花粉症だったりしない?」

私「花粉で目はかゆくなるので目薬をいただいてます」

先生「それかもしれないし、違うかもしれないし・・・」

 

 少し疑問はあるものの、そんな感じでたけなみ家結膜炎騒動はおさまった。

 私が眼科に行った翌日の朝、主人が何の異常も無いのに「目が開かない。痛い。仕事休む。」といい、私に呆れられた位だ。もちろん仕事には行ってもらったイラッ

 としくんもその後に目が赤くなったりすること無く現在に至る。

 子ども病院の入院患者は重病の子どもたち。出入りする以上健康管理をしっかりしないとと心に刻んだ。