たっくんの目は恐ろしい程あっさりと回復し、一晩で白くきれいになっていた目

 めやにもちょっとしかなかった。主人には昨夜凄腕の(穏やかな)前院長に診てもらった事を伝えていた。

 ゆえに朝二人で

「やっぱり違うね~・・・」「やっぱり違うなー」

 と話をした程だった。

 

 たっくんは元気に保育園に行った。

 出産の入院で主人に丸投げした送り迎えだったけれどそのままこの時まで続けてくれていた。仕事の都合で私が久しぶりに送りに行くと、号泣するたっくん。こっちまで切なくなる。

 

 家事を済ませ荷物をまとめ、としくんのお見舞いへ。


 いつも通り看護師さんにご挨拶をして着替えやタオルを箱に入れ、オムツを変える。としくんを抱っこし話しかけながらあやしているとなんだか変。としくんが見づらい。右目が見えづらいし、なんだか視野を遮るものがあるおーっ!

「いや~・・・としくんちょっと目に何か入っちゃったみたいだよ。少しおろすね。ごめんよ~」


 としくんを産んでからは運転中にとしくんの事を色々考え、目が潤みマスカラが落ちて目に入ったり下まぶたに黒い破片がこびりつくのでマスカラをやめた。ただ、短いまつげなので目にゴミが良く入るえー?


 ゆらゆらマシンにとしくんを下ろして荷物からコンパクトを取り出して目を見ると完全に目が変だった。

 昨日立っていたらしい変なフラグの存在に気付いた瞬間に回収することになった。

私『はい~!?

 目やにがどどーんと黒目を覆っている。白目は赤くなっている。

私「か・・・看護師さん、目が変です。」

看「え?」

 看護師さんは当然私ではなくとしくんの目が変なのだろうと思ったようなので

私「あ、私の目です。これ絶対変ですよねえーん

看「うん。流行り目じゃないといいけど、お母さんはとりあえず受診してください」

 

(やばい。これたっくんと同じ症状じゃんか。うつるやつだったんだ。としくんにアデノうつったら大変だよ。どうすりゃいいんだ。)


 とにかく急いで自分の住んでいる地域まで車を走らせながら、気づく。昨日たっくんを迷わず眼科に連れて行ったのは今日は午後休診だった為というのもあったのだ。(半日の日はむちゃくちゃ混む)

 今すでに午後だショック

 

 仕方ないので行った事無いけれど今日やってて比較的私好みのこぎれいな眼科に向かった。