難病の子どもたちの本を借りるようになり、一緒にたっくんの絵本も図書館で借りる習慣がついた。

 たっくんに選ばせると乗り物の写真がたくさん載っている厚くて大きなものを借りたがる。それは悪い事ではないけれどそういったものは大抵1冊3000円超だったりする¥これがちょっとしたスリルだ。

 

 図書館の利用案内を見ると(基本、取説なども含め見ずにはいられないタイプ)

 本を破損した場合同じ本を購入の上お持ち下さい

 と、ある。破ろうとしても破れない012シリーズとかなら安心できるので、1冊はたっくんの希望するものを。もう1冊はそれとなく好きそうな車の絵本などを私が適当に選ぶ形で利用している。たっくんはまだまだ本の扱いが雑だ。ページをめくれるだけにいつか破るだろう。出来たらしょぼい方を破ってくれるといいな。せこいけれどそんな気持ちでいた。
 
 そもそも別に好きに選ばせる必要も無いのではないだろうか?とも思うけれど・・・
 消防車や救急車、好きな車の写真が載った大きな本を両手でかかえて嬉しそうにラブラブカウンターに持っていき、貸出手続きで取り上げられると不満そうむかっな声をあげる。
 司書さんが慌てて手渡す。嬉しそうにまたかかえて車まで笑顔で持っていく。体と同じ位の幅の本を運ぶその姿がたまらないラブ本当にかわいいし、満面の笑みが私にとっても幸せだ。子供の頃の自分も図書室から本を借りてわくわくしながら帰ったなと思う。
 ゆえに好きな本を選ばせてあげたかったりする。
 
 クレーン車などのページがクレーンの伸びに合わせて見開きになったり、救急車の車内が見開きで見ることが出来るタイプの本をついに破ってしまったあせるみんな開くページなだけに少し切れ目が入っていて切れやすくなっている。ちょっと心配な気持ちもある箇所だった。
 また特殊な本で3000円するし、本やさんでも見つからない。
 仕方ないので、お詫びの手紙を書いて3000円持参し返却手続きをした。
 色々調べて下さったが、もう流通していない本だそうだ。そのため、今回は司書さんが補修して下さるというぐすん
 もう本当にすみません。な気分だ。
 
 親としてもどこまで話が通じるか手さぐりだ。躾は大事だけれど、自分や人を傷つけたりしない限りは自由に遊ばせてあげたい気持ちもある。食べ物で遊んでしまうのも良くないけれど、あれもダメこれもダメと言うのもかわいそうに思える。段階を踏んで、ここはまず・・・
 おもちゃも本も。自分のものでも借りたものでも・・・大切につかいなさい。
 と言うようにしている。
 伝わるといいな。本が好きなのだから大事にしようと自分でわかるようになって欲しい。(親のお財布事情としても汗