ベルクのバイオリン協奏曲は、ずいぶん昔に聞いたことがあったかもしれない。
友達に現代音楽が好きなのがいたので。
さすがに、現代っぽい響きで、もちろん、モーツアルトとかベートーヴェンとかとは違うのだが、それでも、聴きやすいように思えた。
 

 
アルバン・ベルク、調べてみると、1885年生まれの1935年没。
現代音楽と言っても、活動していたのは、100年前ということになる。
クラシックな響きと言っていいのかもしれない。
 
 
バイオリニストが、Leila Josefowicz、というそうです。
詳しくないので、知らない名前だが、調べてみると、1977年生まれのカナダのバイオリニストだそう。
若い時から、演奏活動をしていたそうなので、多分、有名なのだと思う。
 
 
協奏曲の演奏が終わった後、彼女は、バイオリンのソロでアンコールをしていた。
PROMSは、基本、アンコールはなしなので。
アンコールは初めて聴いた。
結構、いい人なのかもしれない。
(よくわからないが)
 
 
ベルクもいいけど、PROMS、モーツアルトでも、ベートーヴェンでも、ブラームスでも、有名どころを繰り返し、プログラムに入れてくれればいいのにと思う。
今年のPROMS、プログラムを見ると、誰でも知ってるポピュラーなクラシックが、かなり少ないように思う。
 
 
クラシック音楽に詳しい人なら、どれも知ってる曲なのかもしれないが、もっとわかりやすいプログラムがたくさんあってもいいように思う。運営さんの方針なのだろうが。
ラフマニノフのピアノコンチェルトとか、あっという間に、売り切れになっていたし。
大衆は、ポピュラーを望むんじゃないかな。
 
 
マーラーは、最初、10番をやる予定だった。
けれど、直前で、変更になりました。
 
こんなメールが来ていました。
「Sir Andrew Davis has had to withdraw from this Prom due to ill health. We are very grateful to Sakari Oramo who will replace him at short notice.
Mahler Symphony No. 10 will be replaced by Mahler Symphony No. 7. Berg’s Violin Concerto will still be performed as advertised.
We’re very sorry for any disappointment this may cause, and we hope you enjoy the Prom.」
 
 
マーラーの7番、夜の歌、と呼ばれている。
昔、友達が、テンシュテット指揮のCDを持っていた気がする。
覚えてはいなかったけれど、綺麗なところもあって、聴きやすい部類に入るんじゃないかと思う。
Wikiで調べると、夜の歌、Lied der Nacht、は俗称なんだそう。
 
 
第2楽章と第4楽章が「夜曲」、Nachtmusik、と名付けられている。
これは、マーラー自身の書き込みがあったよう。
3楽章のスケルツォを、Nachtmusikが包んでいる構成になっているとか。
 
 
では、1楽章と5楽章はというと、壮大なオーケストレーションでした。
 
 
さすがに夜の10時ともなれば、真っ暗です。
夜の9時くらいまでは、実は明るいのだけど。
 
 
このあたりは、治安の心配がないのがいいところです。
みんなで、ぞろぞろ、サウスケンジントン方面に向かって歩く。
 
 
ライトアップがきれい。
 
 
照明も大量にされているので。
 
 
帰りに道に、まだ、開いているバー、いや、レストランかな、がありました。
コンサート帰りの客用に、メニューを用意しているようです。
いずれ、高級なお店で、お高いんだろうなあ、と思いながら、通り過ぎました。