終了しました。
舞台挨拶は撮影可のようです。

 

 
この後は、帰り道。
 
 
今日の演題は何だったかというと、プーランクのオペラ、カルメン修道女の対話、でした。
英語だと、Poulenc’s Dialogues of the Carmelites
原題はフランス語なので、Dialogues des Carmélites
 
 
オーケストラは、ロンドンフィルハーモニック。
指揮は、ロビン・ティチアーティ、若い指揮者ですかね。
 
俳優は、オペラなのでたくさんいますが、よくわからないので、
下記のホームページを参照で。

 

 
プーランクは、フランスの現代作曲家です。
といっても、もう亡くなっています。
1899年生まれの、 1963年没です。
フランス6人組の一人。
 
 
プーランクのフルートソナタは、いい感じに聴くけれど、
オペラはみたことがなかった。
 
 
オペラの内容は、詳しくはネットで検索を。
カルメン修道女の対話は、美しくも恐ろしい話。
 
 
フランス革命時に、革命派によって宗教弾圧が行われました。
主人公のブランシュがいた修道院は、解散を命じられます。
しかし、修道女たちは、命令に従わないで、殉教の道を選びました。
 

ブランシュは途中で、殉教が怖くなり逃げ帰ります。
その間、命令に従わなかった修道女たちの処刑が決まりました。
 

たぶん、有名なラストシーン。
修道女たちは聖歌を歌いながら、一人ずつギロチンで処刑されてゆきます。
全員で歌を歌っていて、一人ずつ、舞台から消えていく。
ギロチンの音が劇場全体に響き渡ります。
 
 
ブランシュは、仲間の修道女が処刑される話を聞いて、駆け付けます。
最後の一人、コンスタンスが、ギロチンに向かう前に、ブランシュの姿を見つけて、微笑み、その後、舞台から消えていく。
ブランシュはコンスタンスの聖歌を引き継いで歌いながら、消えていく。
 
 
舞台から一人、修道女が消えるたびに、ギロチンの音が響き渡る、というラストになります。
最初に乗せた写真、カーテンコールで修道女たちが白装束なのはそういうわけです。
それまではシスターの衣装をしています。
 
 
オペラは、フランス語で進行しますが、劇場の上の方に、プロンプターがあり、英語字幕が出てきます。
しかし、美しいけれど、沈鬱なオペラだった。
音楽は、バリバリの無調っぽい現代音楽ではなくて、むしろ古典的で、聞きやすく、大変綺麗なものです。
 
 
沈鬱な話につける音楽は、いろいろありますね。
リヒャルトシュトラウスのサロメ、ベルクのヴォツェック、シェーンベルクのワルシャワの生き残り、とか。
今回の、カルメン会修道女の対話は、素晴らしいオペラだと思う。
もっと、内容を予習してから、見たい気がする。
陽気に魔笛とかも見たいが。
 
 
PROMSの帰りは、大勢の人がサウスケンジントン方面に歩いていく。
街灯が煌々と道を照らしてくれており、観客への配慮なんだろうか。
インペリアルカレッジも、照明全開で道を明るくしていた。