今日は観劇です。劇場の前は人で混雑してます。
早速お土産を売っています。本日のパンフレットを購入します。£10です。
こじんまりとした劇場で、客席は、満員です。小屋が小さい分、舞台と客席の距離が近いのがありがたいです。劇が始まると、シャンデリアが天井へと昇っていき、落下のシーンを待っています。オペラ座の怪人と言えば、何といっても、シャンデリア落としです。蒲田行進曲の階段落ちと同じくらい重要だと思います。劇中は写真撮影は禁止ですが、内容は素晴らしいものでした。どのシーンを静止画におさめたとしても全てが一枚の絵になるかのようです。ボックスの下ではオーケストラが演奏し、ファントムのシーンになると、おなじみのテーマ曲が繰り返し流れます。
この劇を見るのは、初めてで、英語もよくわからないので、詳細がよくわからないのが残念なところです。ガストン・ルルーの原作は昔読んだことがあるのですが、内容はよく覚えていません。おそらくは相当なアレンジが加えられていると思います。何といってもファントムが格好良すぎる。
劇の冒頭は、オークションのシーンで始まりました。原作にはなかったと思います。出品物が次々と落札されていく中で、滑稽な形にも思える猿のオルゴールが出品されます。それを、車椅子で従者に付き添われた、ファントムと思しき人物が(シノプシスを読んだらラウルでした。まあそれはそうか)落札します。落札したオルゴールを、昔のままだ、とつぶやいていとおしそうにしています。その後、オークショニアが本日、最大の出物、あの悲劇のシャンデリア!、と紹介し、劇は始まります。
劇の序盤から、クリスティーヌとラウルがラブラブな恋人同士のようにして出て来たので、あれ、こんな話だったのだっけ、と思いました。三角関係ものみたいです。ファントムの格好良さが際立つ分、終盤にかけてのファントムの絶望が一層に際立って、悲しくなる。筋書きは全然違うと思いますが、フィッツジェラルドのグレートギャツビィを思い出しました。
劇が終わって外に出ると、10時前後だったと思います。よい観劇でした。また見たいと思いました。英語が良くわからなかったので、日本でも見た方がいいかもしれません。