グラスゴーのバスは日常の足です。地下鉄がありますが、1路線だけなので、交通機関といえばナショナルレールか、バスということになります。切符を買って、改札を通って、ホームで待って、などとやっているよりは、さっと乗れるバスは中心部の移動に便利です。
始めてきた土地でバスに乗るのは不安なもの。支払いとかどうするんだろう。とりあえずバス停に来たバスに乗ってしまって、なんとかするというのもありですが。
ただ、20年くらい前、ローマで支払いの仕方がわからずに、いきなりバスに乗ったところ、本当は事前に切符を買う必要があって、検札にあって罰金を取られかけ、外国人なので知らなかったということで、罰金は免れたものの、バスを降ろされたという怖い経験をしたことがあります。今のローマがどうかは知りませんが。
数年前、ロンドンのDLRという乗り物で、支払い手続きをしないまま乗ってしまって、こちらは外国人ということで、多少おまけしてもらえたものの、きっちり罰金を払わせられた経験がある。よく知らない土地での交通機関は結構怖いのです。
されこれがバス停です。ロンドンのとほとんどおんなじです。バスの番号が書いてある。それで、乗り方ですが、いきなり乗ります。
乗って支払いは、クレジットカードで決済します。多分、現金でも乗れると思います。クレジットカードなのですが、この台の上に置くと、支払いが終了します。お手軽です。まだ、日本で見たことないですね、この機械は。注意が必要な点は、Single or All day と聞かれることがあります。単に乗るだけなら Single です。£1.6です。
1週間乗り放題にした方が、毎日、ちまちま買うよりお得です。£17.5です。グーグルマップが進化したおかげで、どの番号のバスに乗れば良いか、目的地を入れれば教えてくれるので、使い勝手が良くて、日に何度も使ってしまいます。
バス停によっては、バスが来るまでの時間を電光掲示板で表示してくれます。これもロンドンと同じです。
注意しないといけないのが、Stop request です。バスに乗っていて降りる時のではなくて、バス停でバスを待っている時の話です。バスが接近してきたときに、番号を見て、乗るバスだった場合には、ヒッチハイクをするように、腕を伸ばして、乗る、という意思表示をします。それをしないと、明らかにバス停で待っているというのに、バスは通り過ぎて行ってしまいます。これが結構、シビアなんですね。ロンドンだと、ストップリクエストが必要なバス停とそうでないバス停があって、それはバス停に表記があります。グラスゴーでは、どうも全てがストップリクエストが必要なバス停のようです。ロンドンでは、ストップリクエストが必要なバス停でも、バス停に人がいれば、バスは停まってくれることがほとんどだったように思います。グラスゴーは、その点で、結構容赦がありません。乗るんだ!という意思表示を積極的にやらないといけないのです。
※後日、ストップリクエストを忘れていても、ぼくの姿を見つけて、バスが停まってくれることがありました(心優しき運転手?)。やっておくに越したことはないでしょうが。