今日,息子の肺動脈絞扼術が無事終了しました音譜


心臓血管外科での今日の小児手術の2番目。1番目の子の手術が中止になった場合でも対応できるように,両親は8時半に病院に行きましたが,1番目の子の手術が長引き,12時10分に手術室に入りました。


息子は,午前3時からミルクを絶って点滴をしていましたが,お腹がすいていたみたいで,手術室に入る前の面会中は,寝るか泣くかという感じでした。ただ,顔色は元気で,鳴き声も大きくて,病室に響いていました。


手術室の入口は,無機質な感じで,また,ほかに手術を待っている患者さん,その付添の家族がいて,とても緊張しましたショック!


ただ,息子は,手術室に入るときも「お腹がすいたよー」って元気に泣きっぱなし。「頑張って!」という私や妻の声も届かない感じでした(まだ1か月だから当然ですが。)


手術は,肺動脈絞扼術といって肺動脈をテープで巻いて絞って肺血流量を調整して,肺動脈が厚くなって狭窄することを防ぐものと,動脈管閉鎖術といって,わずかに残っている動脈管をクリップで止めて閉鎖するというもの。


どちらも,肺血流量を調整して,将来予定されるグレン手術,フォンタン手術の準備をするものです。


14時15分,看護師から手術終了の知らせを受けて,7階のICUへ。そこで執刀医から説明があり,何事も順調で,無事終了したということでした。淡々とした説明の中に,安堵の表情が漏れ,それをみて,安心しました。


その後3時過ぎにICUの中に入って,息子と対面。まだ麻酔から覚めていませんでしたが,病との闘いの後というよりも,安らかに眠っていました。息子の顔をみて,手術が無事終わったんだと思い,ほっとしましたニコニコ


この手術が終わり,入院,出産,バルーン心房中隔裂開術と続いた一連の処置は,山場を超えた感じです。この間,息子はもちろん,妻,娘はとてもよく頑張りました。妻は退院後,出産による体力消耗をおしての深夜の搾乳,毎日の面会を続け,風邪で2度のダウンを乗り越えました。娘は,妻の面会について行ったり,おばあちゃんとお留守番したりと我慢続き・・・たくましく成長しました。そして,この間,我が家の窮地を救ってくれた,妻のお母さんと私の母にも,とても感謝しています。家族のサポートがなければ,私がどこかでぶっ倒れていたかもしれません。


この先,グレン,フォンタンと乗り越えなければならない高いハードルが待ち構えていますが,あと少し,入院を辛抱すれば,初めて我が家で4人家族として過ごすことになります。ようやく,息子を我が家に迎えるいれる準備が整ったという,ほっとした気持ちでいっぱいです。