タイバーツ下落
2021年8月13日
タイバーツは大きく下落し1バーツは3.3円台となった。
感染者を1日2万人を超え、抑え込みの目途もたっておらず、
1か月程度は厳しい状況が続きそうです。
このような中、耐え忍びながら次のチャンスを
狙っていくタイミングを迎えたように思われる。


その1.タイの景況感は?
タイ工業連盟(FTI)は8月9日、7月のタイ業況判断指数(TISI、※)を発表した。それによると、7月の業況判断指数(回答企業数:1,386社)は前月比1.8ポイント減の78.9ポイントと、4カ月連続で低下した。TISIが80ポイントを下回るのは2020年5月以来で14カ月ぶり。
(※)TISI(Thai Industries Sentiment Index)は、FTIが加盟企業(製造業を中心とする45産業)に毎月行っている景況感に関するアンケート調査に基づく指数。当該月の現況と、3カ月先の見通しをそれぞれ聞いており、100を超えると「業況が良い」、100を下回ると「業況が悪い」を示す。
(参照元:産業界の業況判断が悪化、過去14カ月で最低水準に(タイ) | ビジネス短信 - ジェトロ (jetro.go.jp))

その2.タイの失業率は?
失業率は12年ぶりの高水準。
失業率は、1.96%に上昇。(2021年1~3月期)→今後さらに上昇が見込まれる。
タイの失業率の定義は、『一週間の就労が1時間未満の就職希望者』と、かなり限定的な人が失業者となるため、
実際の失業者はさらに多いことになる。
(参照元)Thailand's COVID crisis exposes the reality of '2% unemployment' - Nikkei Asia

その3.タイ中銀の金買い?
・タイ中銀は4~5月にかけて合計90tを購入し、金準備残高は244tと過去最高水準に(2021年上半期増減でのTOP)
・金の安全性、収益性、分散性、テールリスクのヘッジという主要な準備金管理の目的に合致
→米国の金融緩和縮小による通貨下落に備え
(参照元;日本経済新聞8月31日、ワールドゴールドカウンシル)
タイ中銀の金買いは、タイバーツの下落にそれなりの歯止めをかけていると思われる。
