※ネタバレありです
渡辺真起子さんの出演しているお芝居を見に、
両国のベニサン・ピットへ。
天井の高い、広い舞台が気持ちいい。
渡辺さんとは「殯の森」ロケの時、奈良で合宿生活したり
その後の飲み会で時々顔を合わせたりしたけど、
舞台を拝見するのは初めて。
装飾をそぎ落とした、一見、黒いステージがあるだけの
シンプルな美術で、時々ズシーンと入る音と光の使い方がカッコいい。
マリヴォー 作『いさかい』
http://www.tpt.co.jp/whatson/068_isakai/index.html
作家が17世紀から18世紀に活躍したフランス人で
恋愛がテーマ、と聞くと、
「ああ、何か関係ない世界」と思ってしまったのだが
現代的な寓話になってて面白かった。
人から隔離されて育てられた、無垢な少年少女が、突然
他者に出会ったら、どうなるか・・・?
男女の出会いはもちろんだけど、女同士の対決で
渡辺さんと、毬谷友子さんが火花散らして
スカートぶつけ合う、掛け合いがよかったな~。
女優魂もぶつかりあってる感じ。
一緒に行った「殯の森」監督助手、つくだーとともに
陣中見舞いをもっていく。
しかし、時間がなくて道中買ったのが、
「ごぼうせんぺい」と「にんにくせんべい」。
しかし!このお芝居、かなりラブシーンが多いのだった。
案の定、「にんにく食ってラブシーンできるかあ!」と
お叱りを受けるが・・・、
ま、終演後に精をつけていただくということで。
「殯の森」のあとにも、「愛の予感」でロカルノで受賞と活躍
している渡辺さん。忙しい中、「半身反義」のコメントも
いただいていたのでした。
この日は、急遽大阪から上京してきた、同じく監督助手だった
なかぐにいさんとも会い、久々に河瀬組の面子がそれぞれに
がんばっている様子を聞けて、何だかうれしかった。
まあ、一番活躍しているのは、「七夜待ち」公開を控える
河瀬監督ですけど。
人のつながりは不思議なもんです。
「いさかい」するより、仲良くしましょう。
みなさん、これからもよろしく。