こんにちは、今日も雨ですね![]()
地域リハビリのスペシャリストを目指すたけじゅんです。
私の職場では、中途障害者の復職や就労支援を行っています。
今担当しているケースと働く意義について考える際に、以前担当したケースが、復職するか退職するか迷っていた時に書いた手記 を参考にしました。
時計も持たず、お金も持たず、行き先もきめず、メモ帳一冊をもって(すぐ忘れる。記憶が限られている容量の問題だ)一切のストレスと無縁だった生活から、通勤に2時間半かかっても現場復帰したい理由とはなにか。
ひとつは生活費をかせぎだすためである。もうひとつは、働くことによって社会への貢献となる仕事は、めったにないからだ。
手記にはこのように書かれており、当時のケースの迷いが伺えます。
このケースはこの後、当事者グループピアズ金沢 の後押しもあり、無事に復職(部分復職:パート勤務身分変更)を果たしました。
障害を持って働くことは、多くの迷いや不安との葛藤があると思われます。
そんな中でも、「働く」ことの意味をしっかり認識することと、そうでないことでは壁にぶつかったときに差が出るのではないでしょうか。
当施設の「復職・就労準備」のグループでは、働くための準備に加え、こうした「働く」ことの意味付けや、動機付けの支援に力を入れています。
どうしたら「働きたい」意欲が出るのか。どうしたら仕事や自分の障害についての認識を深めることができるのか。
これまでは、当事者グループを紹介したり、グループメンバーでディスカッションを行ったり、就労の先輩からお話を伺ってこれらの動機を引き出そうとしていましたが、最近勉強中のコーチングやNLPといったコミュニケーションスキルを活用しながら、より良い支援が提供できるように精進したいと思います。
地域リハビリのスペシャリストへの道はまだまだ遠い![]()