『身体を動かして楽しめるゲームが人気の“Wii”を、脳卒中後の運動機能の回復に応用できるのではないか――。このアイディアの実現可能性が無作為化比較試験で検証された。報告者は、カナダ・トロント大学St. Michael病院のGustavo Saposnik氏ら。同氏らは、スポーツや家事の動きを取り入れたWiiのバーチャルゲームを実践した患者群では、同じ時間を娯楽要素の強いゲームに費やした患者群に比し、運動機能の回復が良好であったとするEVREST(Effectiveness of Virtual Reality Exercises in STroke Rehabilitation)試験の結果を、2月24日から26日まで米サンアントニオで開催された国際脳卒中会議(ISC2010)で発表した。』
海外でも大人気の任天堂Wiiですが、かねてからリハビリの現場ではしばしば活用されてきました。
宣伝文句の通り、楽しみながら身体を動かせるので、運動は嫌だけど(続かないけど)Wiiならできる!という方がたくさんいます。
また、Wiifitは片麻痺の方が左右バランスよく立ったり、上手に体重移動する練習にはもってこいです。
そんなWiiの臨床効果が、RCTというもっとも信頼性の高い実験方法で証明されました。
International Journal of strokeという海外雑誌に載っています。
研究者は日本人ではなく、カナダ人でした(ノДT)