『戦後レジーム』 | takehisaのブログ

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 今日は、ちょっと硬い話です。


 みなさんは『戦後レジーム』という言葉を聞いたことがありますか?「レジーム」とは、「体制。制度。政治形態。政体。管理体制。政権」(goo辞書より)という意味です。これは、安倍首相が脱却しようとしているもので、とある教養人の先生によると、「ほとんど内容が取り上げられず、また何に変わりたいのか、誰もいわない。」


 日本が外国に戦争を仕掛けていったことは、3回あって、いずれも失敗しています。最初は、663年の「白村江の戦い」。日本が朝鮮半島に400隻の艦隊を送り、100隻の唐の艦隊によって短時間で全滅しています。次は「秀吉の朝鮮出兵」でこれも敗北しています。そして3回目が、「太平洋戦争」で、結果は皆さんのご存知の通りです。


 「白村江の戦い」の後には、日本は、唐の国制を取り入れて、内政を整備し、「半世紀かけてようやく唐との国交回復をなしとげた。」

 また、「秀吉の朝鮮出兵」の後には、徳川政権が、朝鮮の国学である朱子学を取り入れ、儒教にもとづく文治政策を行い、朝鮮との友好に努めました。

 そして、太平洋戦争後、アメリカから多くを学ぼうとしたのが『戦後レジーム』です。


 冒頭に挙げた先生によると、これら3つの例から、日本は大陸への遠征の後、必ず旧敵国の優れた制度を導入して、安定して平和な時代を迎えることに成功する、ということを繰り返しています。


 今回は、すっかり受け売りになって、申し訳ないのですが、ここまでお読みいただいてありがとうございます。