マイクロエースが西暦2000年に発売した「C59-19 2000年記念特別セット」は、ミレニアム・2000年を迎えたことを記念し、特別アイテムとして用意されたC59と10系客車6両のセットで、機関車は金色に塗られていました。客車6両は「A4240 C59-19・10系客車 九州観光号 7両セット」と同じ構成とのことです。日本では金色の機関車は模型だけの架空の機関車ですが、アメリカでは鉄道会社の周年記念などで実際に金色に塗られた機関車が客車を牽いて走っていたことがあるようです。私もSNSの動画で金色のSLが走っているのを見て、模型だけではなかったんだと感激したことがありました。

 NゲージのC59は、当時マイクロエースとワールド工芸のキットしか発売されていなかったと思います。マイクロエースはC59を模型化したことにかなりプライドを持っていたようで、戦前形・戦後形・門デフ・グリーン・ブラウン・重油専燃機などのバリエーションが発売されました。この「2000年記念特別セット」にC59を選んだのも、そのプライドからだったのではないかと感じます。(C62の金色特別セットもありましたが・・・)

 発売当時にそれなりに話題だったこの車両セットが、先日ヤフオクでお値打ちで出ていたので落札しました。25年ほど前の古い模型なのですが、その経年以上にあちこち破損していて「安かろう悪かろう」でした。そこで修理と併せて車高を下げるなどの改造も施すことにしました。私はこれまでにも何台かマイクロエースのSLの車高を下げる改造をしてきましたが、今回は電動グラインダーでダイキャストブロックを削ることができたので、棒やすりで手で削っていた時には半日かかっていた作業が10分ほどで終わりました。車高を下げるとモーションプレートあたりも下げないといけないのですが、今回はシリンダの上部を削るだけでそれなしくなりました。また、モーターと当たるボイラーの内側は削るだけで何とかなりました。(これまではモーターの集電ブラシのケースを切り取って真鍮線の集電ブラシに付け替えていた)

 KATO製のC59を参考にキャブ下の配管も加えましたが、従台車が干渉するのでフルパイピングはできず、かなり省略しましたがそれでもかなりいい感じになりました。

  KATO製との比較写真。配管等はKATO製を参考に付け加えています。

 ATS発電機を追加し、タービン発電機と共に給気管・排気管・電送管を追加しました。その他にも汽笛引き棒など幾つかの配管を追加しました。テンダーに重油タンクを追加しました。

 前面の解放てこや加減弁ロッドが紛失していたので銅板や銅線・真鍮線で作り直しました。

 オリジナルのヘッドライトはカッコ悪いので真鍮パイプと光学繊維で作り直しました。

 右側のロッド類が破損していたので作り直しました。銀色のロッドを作るのに電子部品の足を使いました。銀色で長さがあって柔らかいので、はんだ付けや穴あけが容易でした。

 左側のキャブ下は火室の延長と配管の追加をしました。全体を金で塗り直し、台車も金に塗りました。こちら側のキャブ窓のひさしも壊れていたので作り直しました。

 

 ヘッドマークが無かったので手持ちの物を付けました。デフレクターのステーも破損していたので直しました。ステップを追加しました。電球を高輝度LED(電球色)に交換したのでヘッドライトが明るく光ります。

 堂々の7両編成「九州観光号」です。客車はKATOカプラーにして、台車の集電金具やバネが錆びたり汚れたりしていたのを磨いて、テールライトがきちんと光るようにしました。

  

 納得のできる修理と改造ができました。(かなり妥協していますが・・・) 金色の機関車は目立つので、運転会でも走らせようと思います。

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