まだ夏の日差しが残る初秋のある日、
かねてより訪れてみたかった大内宿に行った。



茅葺き屋根の一軒家に胸がキュンキュン。
こんな暮らしが今も残ってんだ。



何軒も連なっていて、道幅も広い。
昔の街道をそのまま残しているというが、
この道幅からするとまさに目抜き通りだ。



最も奥の小高い丘の上にある神社に登ると、
現在はあり得ないような景色が広がっている。
オープンセットのようだけど、
ここまでリアルなものを新しくつくるには、
そうとうな予算がないと無理。

古いものをきちんと残すことの意味を、
改めて思い知らされた。



どの家も通りに面した縁側が店になっていて、
蕎麦屋のほか、味噌や餅、
工芸品などを商う店が目立っていた。

ま、実際に歩いてみると古い商店街で、
旅情が薄かったのが意外だった。

でも、ゆっくり歩いていると、
大内宿に暮らしている人の様子が見えてきて、
だんだん趣を感じるようになった。



用水路を流れる水を打ち水に使う人。



流水に栃の実をひたして、あく抜き中。



山からの水が流れているのか冷たい水で、
そぐとドリンクや果物を冷やしている店も。

遊びに来てた子供たちが
水際で遊んでるのも微笑ましい。

最初はちょっと出来すぎな感じもしたけど、
それはオレがうがった見方をしていたからかも。
長くいたら、もっと違う感想をもったに違いない。

いい町並だった。