駆け足の長崎観光も、
早朝便でやってきたための睡眠不足と、
ミストサウナのような暑さのWパンチで、
すでに疲労困憊。

とりあえず眼鏡橋でも見に行くことにして、
路面電車「公会堂前」で下車して、
中島川沿いをさるく(歩き回る)。


まずは「一覧橋」。

福沢諭吉がかつて蘭学を学んだ場所でもある
光永寺とのコントラストも美しい。

なぜ一覧橋に来たかというと、
その名の通り、中島川の橋が一覧できると思ったから。

そうじゃなかったけど、
川にカメラを向けていたら上品なご婦人が、
「眼鏡橋はもっと先ですよ」と教えてくれた。

知っちゃいるんだけど、心遣いが嬉しくて、
「そうだったんですか!」と心ならずも嘘をつく。

ちょっとした会話なんだけど、
それだけで街の好感度は急上昇。


これがその眼鏡橋。

まあ、ただの橋といってしまえばそうだけど、
江戸の初め、黄檗宗の興福寺(奈良のとは違う)の
中国出身の2代目住職・黙子が造ったのだから、
大陸との懸け橋的な意味もある。


橋のたもと、写真の右隅に見えるのは、
「リヤカー屋台のアイス」と呼ばれている露店。

「アイスクリン」とかと同じタイプの、
ちょっと懐かしいアイスが食べられる。


川のそばにいる人たちは、
別に世をはかなんで旅立とうとしているわけじゃなく、
眼鏡橋をバックに写真を撮ろうとしている人たち。

これは土曜日の情景。

中島川の沿道にはベンチも多数あり、
木陰で読書している人や会話しているグループなど、
休日の観光地というよりも、
地元の人の憩いの場という趣があって実になごやか。

ますます長崎市が気に入った!