江戸時代、日本で唯一、
海外貿易が行われたという出島。

大概の人が歴史で習ったことだろう。

歴史と文化を伝える貴重な場所へ、
ちょっと心躍らせて行ってみた。


江戸時代は海に突き出た人工島だったのが、
周辺の埋め立てが進み、面影は薄い。


出た! ミニチュア出島。

まあ、概要がわかりやすいんだけど、
障子や屋根が外れたりしたままで、
廃墟っぽく見えちゃうのが悲しい。


この土壁のみが江戸時代の遺構。

どんな経過をたどったのかわからないけれど、
出島の建物はほとんどなくなっちゃってて、
最近あわてて復元を始めたらしい。


だから、工事中の区画もあり。


でもまあ、うまいこと雰囲気は醸している。


案内係の人が江戸の装束ってのは楽しい。


カピタン(オランダ商館長)の応接室。


一番船船頭部屋。

日本家屋を洋風にする元祖がここに。


これは出島駐在の日本人役人の部屋。

時代劇そのまま。


こんな散歩道もあった。


葡萄棚には本物のブドウが実ってた。


江戸時代のオランダ人は
こんな狭いところに閉じ込められて、
長い時間を過ごしたのか。

というか、歴史を伝えるというよりも、
テーマパークっぽい張りぼて感が気になった。

どうしてこんなことになったのだろう。

そっちの方が気になって仕方なかった。