グラバー園の出口には、
長崎伝統芸能館があった。

ここを通らなきゃ出られないようになっているので、
仕方なく入ったといってもいい。


エントランスに掲げられていたのは
見るからにユーモラスな「おらんだ万才」の絵。

下の階には長崎くんちの出し物である
船や傘鉾などが展示されていた。


ご存じ、龍踊(じゃおどり)。


長崎くんちは10月7日~9日に行われ、
京都の祇園祭のように、町ごとに決まった船や傘鉾があり、
77町を11町ずつわけ、各町が7年に一度、踊りを奉納。

洛中の鉾町のように、長崎市でも77町は踊町と呼ばれ、
由緒正しいことを表すのだそうだ。

ところで、さっきBS-TBSで折よく、
樺島町の「太鼓山(こっこでしょ)」の
ドキュメントをやっていた。

昨年が7年に一度の年に当たっていたそうで、
祭りにかける人たちの心意気は、
見ているこっちの心が痛くなるほど激しく潔く、
すっかり魅了されてしまった。

長崎くんちの様子がだんだんとわかってくると、
これまで知らなかったことが多いに悔やまれる。

ましてや、次の「太鼓山」は平成30年だとか。

今年、見に行けたらいいんだけど……。