里と海の味覚が集まった水戸大洗の「里海邸」。

こちらの一番のこだわりは食事にあるという。

そこで、夕食!

各客室ごとに用意された個室でいただくシステムだ。


まずは里の恵みから。

郷土料理のように見えて、
きちんと仕事のなされた料理は、
この地の恵みを味わうに十分なもの。
笠間焼の器にも愛情があふれている。


大洗海岸の波打ち際にあるんだから、
海の恵みは新鮮かつ上質!

シンプルな盛り付けも美しい。


そして、あんこう鍋。

茨城と言ったら、あんこう鍋は外せない。
つか、まだシーズンだったから、
ありつけてよかった。

選び抜かれた地元の食材が用意され、
スタッフが鍋奉行。


これが、めちゃくちゃ上品な味わいで、
目から鱗が落ちる。

あんこう鍋のうまさは知られてるけど、
上品なものという印象はあまりなかった。
それが、こちらのは、料亭なみ!!
でもって、滋味深いんだから言うことなし!!


煮物は、里の味の檜舞台。

茨城ってすごい!と素直に思わされる。


大きな、とり貝!

柔らかくて味も濃くて、スゲェ!スゲェ!


さらに肉の供し方も上品で、
いつも以上に食が進む。


漬物も地のもの。


芋のアイスと、茨城特産・干し芋の炙り。

ここまで徹底して地元を感じさせてくれては、
脱帽するほかない。

食にこだわってるって言葉は、
どこに行っても耳にするものだけど、
ここまで納得がいくことはなかなかない。

「里海邸」の名は伊達じゃないな。