その昔、蔵王の旅館で出された「芋煮」。
里芋が入ったすき焼きみたいな味わいの芋煮は、
素朴だけれど上品で、思いもよらない御馳走だった。
芋煮は山形を代表する郷土料理と聞かされて、
「大根飯」のイメージはガラガラと崩れ落ちた。
その後、山形を訪ねる度に芋煮を楽しみにしてたんだけど、
秋じゃなきゃいただけないものだと知ってがっかりしたことも。
本場山形の芋煮はもっと早い時期で、
川原に集まって大々的に行われているニュースを、
東京でも見ることができる。
一度は参加してみたいと思いつつ、
いつものようにタイミングが合わず……。
それでも今日、スーパーに行ったとき、
やたら芋煮が食いたくなって、
適当に材料を買いそろえてみた。
で、家に帰ってネットでレシピを探したら、
ごぼうと舞茸が足りない様子。
まあいい。
はじめて食ったときの衝撃には及ばないけど、
牛肉を奮発したおかげで及第点。
いや、美味い!
さすが芋煮!!
大量に作ったんで、
しばらく芋煮が続くが。