夏のメシと言ったら、
オレはなんたって「冷やしそうめん」。
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冷やしそうめんというと、
学生時代に金がなかったころ、
2週間ぐらい毎晩のように
一把の麺を茹で、2~3本ずつすくって食って、
飢えをしのいでいた。
そのせいか、体重がぐんぐん減って、
56~57㎏だったのが50㎏に近づいていた。
おかげで体中の血管が浮いちゃって、
鏡に映るのはグロテスクな姿。
夏休みに帰省して、
実家でたらふく食ったら、
1か月で元の体重に戻ったが、
あのダイエット効果は凄まじかった。
つうか、単に飢餓状態だったんだけど。
だからとこじつけるわけじゃないが、
夏はそうめんのストックがないと、
不安で仕方ない。
そんなオレのおすすめはこれ。
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束になってないので、量が調節できて、
値段の割に品質はそこそこ。
いや、別に宣伝じゃなくて。笑
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冷やしそうめんの味わいは、
ゆで加減が第一だけど、
つゆも重要なポイントだ。
そこで「めんつゆ」の話。
昨夜テレビでフレンチの有名シェフが、
トマトのピューレとオリーブオイルをかけてたが、
イタリアのパスタ料理そのままじゃん!
それなら以前「分とく山」で教わった、
トマトのめんつゆのほうが画期的。
トマトジュースにネギ、ミョウガ、シソ、
ショウガ、ゴマなどの薬味を入れるだけ。
味が薄いときは塩や醤油を足すといいし、
アレンジ版で、市販のめんつゆを
トマトジュースで割って使うってのもいい。
あっさりしていて、飽きなくて、
おまけにトマトの栄養分が補給できるから、
通常のめんつゆより優れている。
おすすめです。
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オレが子供の頃、おばあちゃんは
酢醤油におろししょうがとネギを入れて、
冷やしそうめんを食っていた。
試してみたら、酸っぱくて、むせるばっか。
で、そこに砂糖を加えてみたら、
ちょうどいい感じになって、食が進んだ。
今だと、市販のめんつゆに酢を加えるといいし、
梅干でもいい。
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学生の頃、友達が教えてくれたのが、
ワサビと間違って、にんにくのチューブを
めんつゆに入れたら、意外に美味かったって。
試してみたら、ちょっと味が強いんで、
油で揚げたにんにくチップと
ごま油と唐辛子をめんつゆに入れてみた。
これが大成功!!
今なら食べるラー油でもいいのかな。
冷
やし中華みたいに、
具を添えると立派な料理になるはず。
具と言えば、やっぱ友達んちで、
お母さんがお昼に出してくれたのが、
なすの天ぷらと冷やしそうめん。
これがよく合ってて、
材料と気力があるときは真似してる。
なす以外の天ぷらでもいいんだけど、
オレはなぜかなすばっか。
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沖縄の小浜島で、
モズクを生産しているお宅にうかがった時、
冷やしそうめんが入ったガラス鉢と、
同じ大きさのガラス鉢にモズクがどっさり。
そうめんつゆでツルツルいただいたモズクが、
めちゃめちゃうまかったのが忘れられない。
最近テレビでよく見るのが、
函館でしか採れないという「がごめ昆布」。
干したがごめ昆布を水に浸すと、
半端ないぬめりが出てきて、
それがおっそろしく体にいいんだそう。
楽天で見つけて買ったがごめ昆布を、
水で戻して細かく刻み、よくかきまぜたら、
その粘りの凄いこと凄いこと。
喉の奥に絡んで塞いじゃいそうなほど。
窒息するかと思ったよ。
函館ではこれをごはんにかけて食うだけど、
夏場はめんつゆに入れて、
そうめんと一緒に食べるらしい。
試してみなければ。
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市販のめんつゆは手軽だけど、
食べてる途中で味に飽きることが少なくない。
やっぱ手づくりに勝るものはない。
オレが好きなのは、
煮干の頭と骨を取り除いてから煎りして、
煎りゴマと一緒にすり鉢ですって、
(フードプロセッサーやミキサーでもいいけど)
熱湯と醤油を入れて混ぜ合わせて冷やしたもの。
(急ぐ時は氷を入れて冷やしてもいい)
これにしょうがとネギを入れて食うと、
抜群に美味い。
あと、干しシイタケの
戻し汁をベースにしためんつゆ。
これはまだ小さな頃、
お盆に親戚の内に行ったときに食ったんだけど、
お吸い物より濃いぐらいのつゆに、
甘辛く煮たしいたけとミョウガとネギが入ってて、
子供心にも上品でおいしく感じられた。
あれ以来食ったことないから、
今度作ってみようかな。
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冷やしそうめんの最高のいただき方を考えると、
流しそうめんにつきる。
これまで、いろんなシーンで食ったけど、
一度としてハズレはなかったもん。
特に美味かったのは、
京都・貴船の川床で食ったやつ。
決して上等なものじゃなかったんだけど、
雰囲気がおいしくしてくれるんだろう。
うちのベランダでもできなくはないが、
ひとりでやって、うまいとは決して思えない……。