日奈久温泉の最後に、
入口となる駅をご紹介。
雲のせいもあるけど、
なんだか寂しさいっぱい……。
駅で切符を買おうとしたら、
地元名産のニッキ飴とかの
おみやげものが窓口で売られている。
駅舎の片隅には、
こんなかわいい雛人形が飾られていた。
とても手作りな感じがする駅だ。
そんなことを思ってると、
おそろいのオレンジ色の上着の女性駅員さんが、
お茶とお茶菓子を出してくれた。
え!?
駅でこんなもてなしを受けたの、初めてだ。
寒いだろうからと熱いお茶と甘い菓子に、
五臓六腑にあたたかさがしみわたった。
駅のテーブルに置かれたノートを読んで見たら、
多くの人が書いていたのが、
お茶のもてなしに対する感謝の言葉。
いつも同じようにサービスするのは、
さぞ大変なことだろう。
あとで聞いたことだけど、
肥薩おれんじ鉄道も他のローカル鉄道と同じく、
経営維持が大変らしい。
そんな中、心づくしのもてなしは、
さすが、女性のアイディア。
いつまでも、続いて欲しい。
わ! 山頭火が見送りに来てた。