飛騨古川には、料理でその名を知られた
名宿「蕪水亭」がある。
せっかくだから、見学へ。
古い屋敷の母屋は、高い天井が気持ちいい。
宿名にちなんだ蕪の意匠もいい感じ。
敷地内を流れる川に架かった橋が室内に!
二面がガラス窓になっているこの部屋は、
視界が開けていて、爽快なことこの上ない。
雪景色も美しいけど、
春から秋の間の景色もさぞ素晴しいだろう。
次の間は茶室のような傘天上。
柱や欄間、小さな囲炉裏など、
伝統的な和の趣に彩られていて、
寝室にはベッド。
大きな風呂もついていて、
長逗留するのにこれほどいい部屋はない。
メシもうまいらしいから、
最後に、庭にあった、雪吊りされた松の木。
なるほど、雪吊りしとくと枝折れしないんだって、
このとき初めて実感した。