実はこの日、客室は予約で埋まってて、
宿泊できなかった。
なんで、ランチで我慢することに。
食事だけの利用もできる食事処。
ここも茅葺の古民家のリノベート。
昼のセットメニューがいくつかある中で、
真ん中ぐらいの値段をチョイス。
自分でもよく思うんだけど、
一番高いのと一番安いのを避けて、
真ん中ぐらいを選ぶのって、
小市民的ですごいいやだ。
だけど、やっちゃうんだよな……。
まずは手づくり豆腐に各種のソースがかかったもの。
味噌系は間違いなくうまかったんだけど、
これなんか、プレゼンテーションがうまい。
見た目で味の感想がぐっと上がるいい例だ。
中に肉を入れた饅頭のあんかけ。
上には粒マスタード。
日本料理の技法をうまくアレンジして、
新鮮な一品に仕立ててるところに感心。
蒸し野菜。
ぽん酢でいただくようになってたけど、
オレは塩のほうがいいかな。
野菜は、周囲が産地だけあって、
そして、冷たい汁そば。
しめはトロロご飯。
これまた感心。
料理長さんはまだ若くて、
話を聞いたら、ここらしさを提案するために、
毎日いろいろと試行錯誤を繰り返しているとか。
たとえば、食事処のテーブルはIHコンロになっていて、
テーブルで火を通す料理が多いのが特徴。
夕食で出される豚しゃぶは
地元名産のりんごを使って、ピリ辛に仕立ててみたり、
デザートは鉄板でりんごなどを焼いて食べてもらったり、
なかなか頑張っておられる。
試食させてもらったら、豚しゃぶはもちろん、
焼フルーツってのもめっちゃうまくてびっくり。
どんどん進化している最中って感じで、頼もしい。
今度は絶対泊まってやる!