今年もさいわい、

美味いものをたらふく食わせていただいた。


何度も舌鼓を打った中から、

旅館で味わったものをピックアップしてみます。



食ったもの記録しといてよかった。



昼神温泉「石苔亭 いしだ」 の朝食



上は31皿あるから「短歌膳」で、

下が17皿あるから「俳句膳」。楽しいアイディア!



群馬県「奥伊香保 旅邸 諧暢楼」 のお凌ぎ


「唐墨のおこわのあぶりを炭コンロで」。

贅沢な分、味も超絶。もっと食いたかった!!



「海のしょうげつ」 の飛騨牛


高山にある本家「しょうげつ」で仕入れたから、
食肉偽装とは無関係!

肉にもいろいろあるけど飛騨牛は特に素晴しい。



「由布院 玉の湯」 の放牧牛


基本的には豊後牛を出してるんだけど、
うかがったときは阿蘇の放牧牛も試食。

岩手の短角牛のように油が薄く味は濃い。

「玉の湯」の料理にはなんだかくつろいでしまう。


岩手県「つなぎ温泉 四季亭」 の湯葉巻き鍋


東北の山菜ときのこのあっさりした鍋。

あたたかい心がぎっしりつまっているかのよう。

落ち着くことこの上なし。



長野県小布施「蔵部」 の刺身


「枡一客殿」に泊まった日の夕食をとった店は、

内陸部なのになぜ?と思うほど。

流通の成果か、しめ方が違うのか……。



富山県南砺市「薪の音」 のご飯


夕食後に部屋に持ってきてくれたおにぎりは、

とろろ昆布がまぶされてて米もふんわり。

自家産のお米を大事に扱ってるのがわかるし、

何よりもウマい!



広島県宮島対岸「石亭」 のオコゼ刺し


すべてにすぐれた宿は食も甲乙つけがたし。

中でもこいつには感心しきり。

本当に素晴らしい宿だったな~~。



渥美半島「角上楼」 の生野菜


フグで有名な料理旅館「角上楼」は、

魚料理はどれもさすがの美味。

でも、心をとらえられたのはこれ。

こんないい生野菜を出すんだから、

食に対する気持ちもわかるってもの。



武雄温泉「御宿 竹林亭」 のさば寿司

スキマ日記 別館

旅館料理とは思えない温かみあふれる一品。

日本旅館の良さをしみじみ感じられる宿だった。



福岡県「ふかほり邸」 のスッポン鍋

スキマ日記 別館

クセのないなんとも上品な味わい。

こいつの雑炊もまたすごかった。

この宿の食は看過できないものがある。



こうやって見てると、

どれもそのときの情景が浮かんでくるし、

くっきりとした味の輪郭が思い出せる。


料理の味わいって、

そのほかの要因にも左右されるから、

いい状態でいただくけたことにも感謝。


花粉症だとこうはいかないのかな……