「美しき奈良」の第二弾。
『枕草子』で清少納言は、
冬の早朝がいいと言ってた。
なんでかっていうと、
日ごろ気づかないことに気づくからとか、
なんだとか(詳しく覚えてない)。
奈良でも冬の朝の美しさを
キャンペーンしてた。
早速それに乗っかって、
早朝の奈良公園周りへ散歩。
浮見堂は、水面から沸き立つ湯気が雲のようで、
そこに浮かんでるように見えてたんだけど、
写真にするとアッケラカン。
この写真を撮った場所には日曜カメラマンが鈴なりで、
それぞれに後期を待ってる姿を見てるのが楽しかった。
猿沢池から見た興福寺五重塔。
ここも、日曜カメラマンがいっぱい。
場所を変えて、東大寺大仏殿の裏にある講堂跡。
礎石が並んでて、つい思いを馳せたりして。
で、そこにこの時季には珍しい角のある鹿が登場。
もっと近寄ってくれればよかったんだけど、これが限度。
この朝がどんなに寒かったかってのは、
これを見ればよくわかるはず。
東大寺大仏殿の金色のシビがピッカ~ン!
そうそう、
シビってのは空想の水鳥で、
水鳥の下にある建物部分は、
つまりは水の中にあるってことになり、
シビには火事除けの意味があったんだって。
以上、近くから聞こえてきた、
観光タクシー運転手の受け売り。
二月堂の無料休憩室でいただいた、
温かい番茶のウマかったこと。
朝は低い位置から日が差してくるので、
写真的にはおいしい。
そんなに期待してなかったんだけど、
「冬はつとめて」ってのは奈良にぴったりだね。