奈良最終日、最後の訪問先は「秋篠の森。
オープン当初にうかがって以来で、
周囲に家が建ったり、木が茂ってたりして、
様子はちょっと変ってた。
でも、中身はちっとも変ってない。
「食の円居 なず菜」に入ったら、
暖炉の火が揺れている。
この季節には、何よりもうれしいもてなしだ。
順不同。これにご飯と味噌汁がついてくる。
地の野菜を大切にしたメニューは相変わらず。
それぞれの素材の持ち味を生かしているところも相変わらず。
ごく自然に、おいしいと思える料理の数々はさすが。
目新しく感じたのは、葛うどんのパスタと「大和牛」。
葛うどんはモチモチシコシコで、イタリアンな調理にもぴったり。
大和牛は、思った以上にあっさりとしていて味わいも豊か。
最後のコーヒーまで、器でも楽しませてくれる。
自然豊かな環境の中で、
奈良由来のナチュラルな味をゆっくり楽しめる。
奈良の締めくくりにふさわしい午餐だった。