古きよき町並みが残されていて、
最近、訪れる人が増えている、
長野県の小布施町。
注目されるようになったきっかけは、ここ。
「北斎館」。
江戸時代の絵師・葛飾北斎は、
この地の豪商・高井鴻山に招かれて、
数々の肉筆画の傑作を残した。
当時、北斎は80歳を超えていたというから、
彼がいかに超人的であったかわかるだろう。
その北斎の美術館・博物館を建てた後で、
浮世絵や北斎の肉筆画がブームとなり、
小布施の名前は広く知られるようになった。
その大立者、「高井鴻山記念館」。
この高井鴻山の一族が文化を育て、
産業を育ててきたという側面が、
小布施には今も残っている。
和菓子舗「小布施堂」、「桝一市村酒造場」などが、
今も町に活気を与えているし、昔の建物を大切に使っていることで、
景観にもいい影響を与えている。
その敷地の一部は、
古い建物を利用しながら、
レストランや宿泊施設として活用されている。
いくつかのデザインは、
パークハイアット東京の建築デザイナー、
モーフォードが手がけていて、
出来栄えについては文句なし!
この辺の内容については、
改めて紹介するので。
今はちょうど、栗が花盛り。
(匂いが気になるけど)
ここは栗で有名なところで、
「小布施堂」はじめ有名な和菓子屋が並び、
それぞれに自慢の味を競っているのも、
町の活性化に役立っているようだ。
歩道を見たら、栗の木が埋め込まれてた。
間伐材を利用したものらしいが、
栗の木ってかなり高級な建材だよ……。
と、歩いていたら、すごいオブジェが。
栗の木が多いからカブトムシ?
しかし、見上げるほどの大きさの、
シルバーのカタツムリってのも、
なんだかシュールな感じ。
やはり、小布施は文化芸術の町だ。