先週土曜、伊東薪能を観にいったはずが、
雨で会場変更となり、予定変更。
新しい旅館でゆっくりすることにした。
宿の名前は「アンジン」。
伊東にゆかりのある三浦安針からとったものらしい。
なぎさ公園のほうから見ると、
エントランス部分は黒壁に包まれていて、
旅館というイメージのかけらもない。
(雨降ってたし、疲れてたんで、このあたりまで写真撮ってない)
中に入ると空間を贅沢に使っていて、
すっかり落ち着いた気分になった。
ここは軽井沢の「星のや」をはじめとして、
山代温泉の「白銀屋」や「リゾナーレ小淵沢」など、
経営を引き継いで改良し、繁盛させている、
星のリゾートが手がけたもの。
「アンジン」も以前この地にあった老舗旅館の良さを残しながら、
新しいテイストに仕上げられている。
通された部屋は居間と寝室が分かれた、言わばスイート。
アメニティから何から何まで、さすがによく揃ってるし、
椅子もベッドも心地いい。
禁煙なのかなと思ったら、きれいな器が灰皿だった。
山側だったので窓からの景色はたいしたことなかったけど、
海側の部屋を見せてもらったら、初島まで見渡せて、
気持ちいいことこの上なし。
やっぱ海側から予約が埋まるんだな。
部屋風呂は大きな檜の浴槽で、
伊東の温泉が引かれている。
大きくて香りも良くて、気持ちいいんだけろうが、
お湯がたまるのに時間がかかって、
結局、大浴場に行く事にした。
ここの露天風呂がまた味わいあり。
湯上りには、
伊豆名物のニューサマーオレンジのサービス。
伊豆の天然水とカルピスもあって、
けっこうウレシかった。
奥の庭に面してライブラリーがある。
庭に出てみると、これまたご立派。
そのまた奥には以前の旅館時代の離れが点在し、
こっちにも泊まってみたくなった。
新しいわりにはスタッフはしっかりしていた。
聞くと、よその施設から派遣されている人が
少なくないとか。
大型リゾート開発グループの利点を生かしてて、
さすがの印象。
ただ、伊東のことにはまだ詳しくないようで、
今後の努力を期待したいところ。
さてさて、メシについては、
大きな期待を寄せていなかった分、
かな~りいい印象。
詳しくは別日記にて。