先週、好天の1日を富山で過ごしてきた。
(正しくは1泊2日だったけど)

ちょっと時間に余裕を持って行ったんで、
富山空港に着いてから仕事先に赴くまでの間に、
庄川の鮎を食いに行くことにした。


山のところどころに見える藤色の花は桐。
素朴だけれど存在感のある美しさには
つい見入ってしまった。

そして、目指した店はこちら「鮎の里」。


メニューを見ると、
鮎の塩焼き付きのセットがいろいろある。
色々悩んだ挙句、鮎かまめしと、
鮎塩焼き2尾と五箇山豆腐のお造りを注文。


五箇山豆腐ってのは荒縄で結んで持ち歩くほど、
しっかりと水を切った硬い豆腐。
とは言え、豆腐だからたいした硬さでもなく、
大豆の味や香りが凝縮された逸品。
豆腐自体の味わいを楽しむなら、
薬味はいらないかな。

待望の、今年の初鮎は、
こんな状態で焼かれていた。


ほどなくして焼き上がりがテーブルに。


まだ20センチ足らずの小鮎を、
頭からガブリといったら、

たちまち絶句。

なんだ!この香りは!!

骨は柔らかく、

わたの苦味もちょうどいい!

なんでも、養殖だけれど、
餌は天然のものを与えているから、
いい味に仕上がるのだとか。

これまで各地で鮎を食ったけど、
こいつは限りなくベストに近い!!

塩焼きに感嘆しているうちに、
鮎かまめしも蒸気を上げてきた。


蒸らしを終えて蓋をとったら、

さっきの感動的な鮎が横たわってた。

身を崩しながら混ぜ合わせて、
食ってみたら、これまた絶品!

この後、塩焼きを追加注文。


庄川近辺に鮎専門店が多いから、
とりあえず入ってみたんだけど、
こんなに美味い鮎を食わせてくれるとは……。

この味は一生忘れないだろうな……。

畢竟の鮎が食える「鮎の里」については、

こちらへ。